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2011.05.19
震災ボランティア行く前に トラウマケア研修会 愛教大 学生ら対象に
東日本大震災の被災地へボランティアに行く学生や教職員ら向けの「トラウマ(心的外傷)ケア研修会」が18日、刈谷市の愛知教育大であり、100人が参加した。愛教大は大学として夏休み中に派遣するボランティアを募り、既に143人が申し込んでいる。
臨床心理士でもある下村美刈教授(臨床心理学)が講演し「トラウマは異常な出来事に対する正常な反応。精神的な反応を示すのは、回復への道。我慢を美徳として押し殺すのではなく、正しい理解で臨んで」と強調した。
積極的に人とコミュニケーションを▽何もやることがない時間を持たないように▽自分の感情や考えを書き出す−などトラウマ予防法のレジュメ配布や心を落ち着かせるエクササイズの練習もあった。
ボランティアに希望登録した愛教大大学院教育学研究科で心理学を学ぶ佐藤克旨さん(30)は「知っておけば安心感を持って現地入りできる。心の面でも長期的に支援したい」と話した。
レジュメは、愛教大教育臨床総合センターのウェブサイトでも公開予定。(中野祐紀)
(2011年5月19日 中日新聞朝刊愛知総合版より)
臨床心理士でもある下村美刈教授(臨床心理学)が講演し「トラウマは異常な出来事に対する正常な反応。精神的な反応を示すのは、回復への道。我慢を美徳として押し殺すのではなく、正しい理解で臨んで」と強調した。
積極的に人とコミュニケーションを▽何もやることがない時間を持たないように▽自分の感情や考えを書き出す−などトラウマ予防法のレジュメ配布や心を落ち着かせるエクササイズの練習もあった。
ボランティアに希望登録した愛教大大学院教育学研究科で心理学を学ぶ佐藤克旨さん(30)は「知っておけば安心感を持って現地入りできる。心の面でも長期的に支援したい」と話した。
レジュメは、愛教大教育臨床総合センターのウェブサイトでも公開予定。(中野祐紀)
(2011年5月19日 中日新聞朝刊愛知総合版より)