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2011.02.26
岐経大が全面禁煙へ 来年4月から 大垣女子短大既に取り組み 西濃で動き広がる
■小中校も進む 「健康意識を高めて」
大垣市の岐阜経済大(谷江幸雄学長)は、2012年4月から敷地内を全面禁煙にする。同市では、大垣女子短大が既に実施しており、西濃の教育機関に禁煙の動きが広がっている。(志村拓)
岐経大では、学生や教職員の喫煙者数が減少傾向。学生の健康維持の徹底を目的に、09年10月の理事会で全面禁煙を決めた。大学の調査では、本年度の学生約1300人の喫煙率は15.3%で、10年前の3分の1ほどまで低下。教職員約90人の喫煙率も10%を下回った。教職員への協力呼び掛けや在学生への禁煙教育期間として、2年半空けたという。
喫煙率の低下の要因として、保健師の三尾美紀学生課主幹は、啓発活動の効果や昨年10月のたばこ税増税を挙げる。三尾主幹は「大学生活は、生涯の生活習慣の土台となる。禁煙を通じて健康意識を高めてほしい」。教職員には「学生の快適な生活のために協力を」と呼び掛けている。
同大では1998年度から、建物内の禁煙やたばこ自動販売機の撤去などを進めている。屋外に3カ所残る喫煙所も、禁煙開始までに廃止するという。残り1年間で罰則などについて決める。
大垣女子短大は、2002年から県内で初めてキャンパスの全面禁煙に取り組んでいる。職員は「教職員の間でも、普段吸うか否かで意識の差が出る。指導のために実施前の意思統一が大切になる」と話していた。
県教委によると、西濃2市9町では昨年4月時点で、小学校78校中57校、中学校33校中24校が、敷地内全面禁煙を実施。県立高校には、県教委が04年度からの全面禁煙化を通知している。
(2011年2月26日 中日新聞朝刊西濃版より)
大垣市の岐阜経済大(谷江幸雄学長)は、2012年4月から敷地内を全面禁煙にする。同市では、大垣女子短大が既に実施しており、西濃の教育機関に禁煙の動きが広がっている。(志村拓)
岐経大では、学生や教職員の喫煙者数が減少傾向。学生の健康維持の徹底を目的に、09年10月の理事会で全面禁煙を決めた。大学の調査では、本年度の学生約1300人の喫煙率は15.3%で、10年前の3分の1ほどまで低下。教職員約90人の喫煙率も10%を下回った。教職員への協力呼び掛けや在学生への禁煙教育期間として、2年半空けたという。
喫煙率の低下の要因として、保健師の三尾美紀学生課主幹は、啓発活動の効果や昨年10月のたばこ税増税を挙げる。三尾主幹は「大学生活は、生涯の生活習慣の土台となる。禁煙を通じて健康意識を高めてほしい」。教職員には「学生の快適な生活のために協力を」と呼び掛けている。
同大では1998年度から、建物内の禁煙やたばこ自動販売機の撤去などを進めている。屋外に3カ所残る喫煙所も、禁煙開始までに廃止するという。残り1年間で罰則などについて決める。
大垣女子短大は、2002年から県内で初めてキャンパスの全面禁煙に取り組んでいる。職員は「教職員の間でも、普段吸うか否かで意識の差が出る。指導のために実施前の意思統一が大切になる」と話していた。
県教委によると、西濃2市9町では昨年4月時点で、小学校78校中57校、中学校33校中24校が、敷地内全面禁煙を実施。県立高校には、県教委が04年度からの全面禁煙化を通知している。
(2011年2月26日 中日新聞朝刊西濃版より)