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中日新聞掲載の大学記事

2010.12.21

心込め…クリスマスプレゼント 鈴鹿国際大生が児童養護施設に 募金活動で購入

■「社会貢献を」ゼミ仲間で奮闘

 鈴鹿市の鈴鹿国際大の心理・スポーツマネジメントコースの2年生が20日、津市河芸町の児童養護施設「里山学院」を訪れ、一足早いクリスマスプレゼントをした。学生たちは「自分たちでできる社会貢献を」と学内で募金活動を展開。本年度で4回目の寄贈となった。(村瀬力)

 参加したのは仲律子准教授(42)のゼミで心理学を学ぶ10人。学生代表の池間清一郎さん(20)が牛の口蹄(こうてい)疫問題を抱えた宮崎県出身のため、ゼミ生全員で募金活動を展開。鈴鹿市の子ども電話相談をするNPO法人や三重大付属病院の小児がん患者の保護者らの活動への支援もしてきた。

 クリスマスに向けては10月から募金を始めた。ゼミ生のほとんどが野球やソフトボールなどのスポーツに励み、忙しい合間を縫った活動となった。善意は約6万5000円集まり、菓子がいっぱい詰まったブーツを里山学院で暮らす2〜18歳の63人分購入した。

 里山学院には仲准教授とゼミ生7人が訪れた。安東長(たかし)理事長らにブーツと「僕みたいな立派な大人になりや」「素晴らしい人生を」などの言葉をつづった色紙を渡した。クリスマスパーティーで子どもたちに渡される。安東理事長は「ありがたい。子どもの喜ぶ顔が目に浮かぶようだ」と話した。

 池間さんは「有意義な体験ができた。みんな健やかに育ってくれれば」と話していた。

(2010年12月21日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
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