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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2025.08.31

名市大 新棟建設始まる 滝子キャンパス 経済学部など

■27年9月末供用開始へ

 名古屋市立大はキャンパス再編整備計画の一環として、滝子キャンパス(瑞穂区瑞穂町)で経済学部とデータサイエンス学部、それぞれの大学院の研究施設などが入る新棟の建設を始めた。

 工事はキャンパス南側で、2027年9月末の供用開始を目指して進んでいる。地上5階、延べ床面積約2万3100平方メートルの新棟は、食堂や図書館のほか、産学官連携事業から国際交流、学生の自習まで可能な多目的活動スペースなどを備える低層部エリアと、教室や研究室、ラウンジ空間などが入る高層部エリアで構成される。

 滝子キャンパスでは全学部の新入生らが対象となる教養教育科目の授業が実施され、多くの学生が利用する。敷地内にある八高古墳やソテツ広場など、これまで親しまれてきた歴史遺産や自然は保存され、新棟からもこれらの景観を楽しむことができる。

 今月上旬にあった起工式で、郡健二郎理事長は「優れた人材を育て、先端技術を世界に発信することにより、市民からも愛される大学に」と展望を述べた。

 市立大は、田辺通キャンパス(瑞穂区田辺通3)でも7月から新棟の建設を開始。滝子キャンパスから総合生命理学部と大学院理学研究科が移転することになっている。 (伊藤聖笑)

(2025年8月31日 中日新聞朝刊市民版より)
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