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学生活動  2025.05.15

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岐阜医療科学大に学生主体のLC 専門性生かし「地域や社会のため尽力」

認証状を受け取る岡田さん=関市市平賀の岐阜医療科学大関キャンパスで

認証状を受け取る岡田さん=関市市平賀の岐阜医療科学大関キャンパスで

 関市と可児市にキャンパスを構える岐阜医療科学大で、学生たちの奉仕団体「岐阜医療科学大学ライオンズクラブ(LC)」が立ち上がった。会員は関キャンパスの3~4年生21人。医療系大学として専門性を生かした活動を目指す。設立前から支援を続ける美濃加茂LC(美濃加茂市)によると、学生主体の「キャンパス・LC」は東海、北陸地方で初めて。全国では6例目。(華原士文)

■初代会長に4年の岡田さん

 保健科学部臨床検査学科4年の岡田理鼓(りこ)さん(21)が初代会長に就いた。岡田さんはかねてボランティアに興味があり、美濃加茂LC会員の母親を通じてキャンパス・LCを知った。昨年秋に大学に相談し、友人らに声をかけて準備を進め、今年3月13日付で結成。学内ではサークルとして活動し、来年度以降のクラブ化を目指す。

 設立を祝う「チャーターナイト」(認証状伝達式)を5月13日に関キャンパスで開き、白衣姿の学生会員や地域のLC代表者ら約50人が出席。岡田さんは「一人一人が力を合わせ、地域や社会のため尽力する」とあいさつした。能登半島地震で被災した石川県輪島市の海岸清掃や美濃加茂市の木曽川清掃など美濃加茂LCの活動に参加した実績を紹介。LC国際協会から認証状と会員バッジ「ライオンズピン」を受け取った。

 LC国際協会の元会長で中部国際医療センター(美濃加茂市)の山田実紘理事長が「学生として何をしたら困っている人の助けになるのか、身の回りから考えて、岐阜から世界へと伝えてほしい」と激励した。

 岐阜医療科学大学LCは献血の呼びかけや健康に関するイベント出展などの活動を見込み、両キャンパスで会員拡大を目指す。岡田さんは「楽しく思いやりの心を忘れずに、奉仕活動を頑張りたい」と意気込む。

(2025年5月15日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)
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