進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動

中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2025.05.02

この記事の関連大学

薬草で作ったハーブティー販売 岐阜医療科学大薬学部の学生5人

ハーブティーを販売した岐阜医療科学大の学生たち=養老公園で

ハーブティーを販売した岐阜医療科学大の学生たち=養老公園で

 岐阜医療科学大薬学部(可児市)の学生5人が、揖斐川町春日地区の薬草を使ったハーブティーを作った。4月27日、全国都市緑化ぎふフェアの会場の一つとなっている養老公園(養老町)で、商品のお披露目と販売をした。

 ハーブティーは3種類。女性、疲れた人、ハーブティー初心者向けと分けたターゲットごとに、ドクダミやクロモジ、ヨモギ、イブキトウキなどを配合した。

 学生は「企画開発サークル」に所属する。昨年10月から、春日地区で薬草採取の現場を見たり、薬草一つ一つについて成分の構造式や効能を調べたりした。配合は2カ月かけて考え、大学の事務職員や教員にも試飲をしてもらった。大学と生産者との仲介は、関市肥田瀬のイベント企画団体「むつびと」が担当。商品の製造は、揖斐川町春日六合の地域のこし拠点「はるひの案内所」が担った。

 27日は、養老公園のイベント会場で学生らが「ハーブに苦手意識がある人も飲みやすいように工夫した」と商品をアピール。サークルのリーダー丹慶万輝さん(22)は「薬学の知恵と揖斐川町の自然の恵みから生まれた商品をぜひ試して」と呼びかけた。

 はるひの案内所の四井智教さん(33)は「薬学を学んでいる人に薬草に興味を持ってもらえたのがよかった。社会に出ても、薬草のことを思い出してほしい」と期待する。

 ハーブティーは茶袋2個入りで価格は500円程度を想定する。今後、大学内や可児市内の日用品店、はるひの案内所などで販売することを検討している。(長尾明日香)

(2025年5月2日 中日新聞朝刊中濃版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ