HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 大学野球
大学野球 2025.04.29
この記事の関連大学
大学野球 愛知春季L 愛工大 今季初 勝ち点を獲得

7回2死満塁で右中間への飛球を好捕し、味方に迎え入れられる愛工大の橋口(左)
■右翼手・橋口が好捕 チームのピンチ救う
愛工大の平井監督が「終わった」と観念した右中間への痛烈なライナー。だが、右翼手の橋口は諦めず懸命に追った。「両足とも肉離れしたことがあるが、またなってもいい。気持ちでいった」。2-2の七回2死満塁。抜けていれば3点を覚悟する大ピンチ。華麗なダイビングキャッチでチームを救った。
四回1死一、三塁から代打で出場。セーフティースクイズを試みたが、三塁走者のスタートも良くなかったこともあり、失敗していた。「取り返そうという気持ちがあった」。七回の守備では右打者だったため、守備位置をライン際に寄っていた。それでも何とか食らい付いた。
今季は代打や代走など途中出場が続く4年生。「チームを支える立場として、後半からの出場で流れを変えたいと思っている」。勢いづいたチームは八回に2年生の佐々木が3ランを放った。自らの価値を証明し、今季初の勝ち点を呼び込んだ。 (郷司駿成)
=中日新聞社後援
▽パロマ瑞穂(愛工大2勝1敗)
名城大 010000102|4
愛工大 10010003x|5
(城)藤井、伊藤達、永田獅、大嶽惺、天野-谷、前田
(工)佐伯、牧野、野崎-佐々木
本塁打 佐々木(工)
(2025年4月29日 中日新聞朝刊18面より)