公演に向けて練習する学生たち＝長久手市の県立芸術大で

　県立芸術大（長久手市）３年の学生４人がクラシックだけでなくジャズにも興味を持ってもらおうと、２２日、自主公演「Ｎｏ　Ｂｏｒｄｅｒｓ～音大生、クラシックやめるってよ。～」を名東区の名東文化小劇場で開く。（伊藤ちさと）

■「アドリブで自分の色出せる」

　メンバーは、フルートの三原奏音（かなと）さん（２１）、ピアノの牧野圭吾さん（２０）、コントラバスの松永公平さん（２０）、ドラムの今井希（のぞむ）さん（２０）。４人はジャズの研究会に所属しており、１年のころから活動してきた。

　昨年９月に長久手市文化の家で開かれた、学内オーディションに合格した学生によるコンサート「室内楽の楽しみ」に４人で出演。演奏した「フルートとジャズピアノトリオのための組曲」の全曲をやりたいと自主公演を企画し、昨秋から準備を進めてきた。

　今井さんは「毎回違うアドリブを披露することで自分の色を最大限出せる」とジャズの魅力を話す。三原さんは「普段ジャズを聴く機会が少ない方に来てもらい、県芸にジャズをやれる人もいると知ってもらえれば」と語った。

　午後６時４５分開演。一般２０００円、学生以下１０００円。（問）ノーボーダーズ＝ｎｏｂｏｒｄｅｒｓ９２２＠ｇｍａｉｌ．ｃｏｍ

（2025年4月10日　中日新聞朝刊市民総合版より）