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イベント 2025.03.12
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ほうじ茶 いって味わう 名古屋学芸大 白川茶の本場から茶師招く
大学生がおいしいお茶の入れ方を学ぶ教室が2月28日、日進市の名古屋学芸大であった。同大が連携協定を結ぶ岐阜県東白川村から茶師を招き、管理栄養学部の学生たちがほうじ茶作りなどに挑戦した。
東白川村は高級茶「美濃白川茶」の産地。同大と東白川村茶業振興会を含めた3者は昨年3月、地域活性化や茶業振興の連携協定を結んだ。学生たちは茶摘み体験に訪れるなど交流を深めており、その一環で同大で初めての教室を開いた。
お茶を楽しむサークル「茶々」のメンバーら学生16人が参加。全国の茶販売店や茶房の監修をする同村の茶師、田口雅士さん(43)が講師を務めた。田口さんはお茶の種類や歴史、基本的な入れ方などを説明。続いて学生たちは茶葉を焙烙(ほうろく)と呼ばれる器でいり、ほうじ茶にして味わった。
茶々の部長で管理栄養学部3年の渡辺涼羽(すずは)さん(21)は「参加者の表情や食いつき具合が、最初と最後ではっきり変わった。体験って大切と感じた」と笑顔。田口さんは「お茶の世界は堅いイメージを持たれがちだが、ほうじ茶作りという失敗してもいい体験を通じ、身近に感じてくれたのではないか」と話していた。(青山直樹)
(2025年3月12日 中日新聞朝刊なごや東版より)
東白川村は高級茶「美濃白川茶」の産地。同大と東白川村茶業振興会を含めた3者は昨年3月、地域活性化や茶業振興の連携協定を結んだ。学生たちは茶摘み体験に訪れるなど交流を深めており、その一環で同大で初めての教室を開いた。
お茶を楽しむサークル「茶々」のメンバーら学生16人が参加。全国の茶販売店や茶房の監修をする同村の茶師、田口雅士さん(43)が講師を務めた。田口さんはお茶の種類や歴史、基本的な入れ方などを説明。続いて学生たちは茶葉を焙烙(ほうろく)と呼ばれる器でいり、ほうじ茶にして味わった。
茶々の部長で管理栄養学部3年の渡辺涼羽(すずは)さん(21)は「参加者の表情や食いつき具合が、最初と最後ではっきり変わった。体験って大切と感じた」と笑顔。田口さんは「お茶の世界は堅いイメージを持たれがちだが、ほうじ茶作りという失敗してもいい体験を通じ、身近に感じてくれたのではないか」と話していた。(青山直樹)
(2025年3月12日 中日新聞朝刊なごや東版より)