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中京学院大 多治見に移転 27年予定 瑞浪、中津川から集約
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岐阜県多治見市に移転する中京学院大の中津川キャンパス=同県中津川市で
中京学院は20日に理事会を開き、移転の方針を決めた。21日午後、多治見市と移転に向けて協議を進める合意文書を交わす。
同大は、1966年に岐阜県東濃地区初の高等教育機関として中京短期大家政科・保育科として創設され、93年に4年制の中京学院大が開設された。現在、中津川、瑞浪両キャンパスに看護学部や経営学部など計3学部4学科がある。2024年5月1日時点の学生の在籍数は661人。
少子化による学生数の減少を受け、24年度からは瑞浪キャンパスにある短期大学部健康栄養学科の学生募集を停止。同学科を除いた24年度の定員充足率は約50~60%にとどまるなど、数年前から経営が悪化していた。
大学関係者によると、中京学院は昨年末ごろから、維持経費削減のためのキャンパス統合と、通学利便性の向上を目的とした多治見市への移転に向けた調整を水面下で進めていた。立て直しに向け、別法人との連携なども検討している。
新キャンパスは、26年4月に小中一貫校への移行に伴って移転する多治見市立笠原中学校の跡地に整備される予定。既存の校舎をリノベーションするほか、一部新築するという。
同大は看護学部や短期大学部保育科から看護師や保育士を東濃地方などに送り出している。大学幹部は「移転は今後の大学経営のための決断。東濃に残り、東濃に人材を送り出し続けることができるよう、多治見への移転を選んだ」としている。
同大は、プロ野球広島の菊池涼介選手や巨人の吉川尚輝選手の出身大学としても知られる。
(2025年2月21日 中日新聞夕刊1面より)
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