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学生活動  2025.01.21

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中国の学生らと共同研究 鈴鹿医療科学大 鍼灸治療テーマに

薄さ6マイクロメートルの切片を作る天津中医薬大の学生ら=鈴鹿市の鈴鹿医療科学大で

薄さ6マイクロメートルの切片を作る天津中医薬大の学生ら=鈴鹿市の鈴鹿医療科学大で

 中国・天津市の天津中医薬大の若手教員と学生が、鈴鹿市の鈴鹿医療科学大に22日まで滞在し、共同研究など交流をしている。

 科学技術振興機構(JST)の事業で、海外から優秀な若者を短期間招いて研究や文化に触れてもらう「さくらサイエンスプログラム」の一環。同大は今回初めて採択された。

 主担当は東洋医学研究所長の有馬寧(やすし)教授で、鍼灸(しんきゅう)治療の分子的なメカニズムの解明を目指し、共同研究する。

 プログラムは14~23日の10日間で、天津中医薬大の教員2人、院生と学生計6人が参加。17日は、マウスの脳を顕微鏡で観察する前処理で、薄さ6マイクロメートルの膜状に切る作業を学んだ。16日には、日本の鍼灸に関する講演を聞き、鈴鹿医療科学大の付属病院や系列の高齢者施設を見学した。

 中医薬大の呂中茜講師(34)は「鍼灸の方法や福祉など、多くの学びがある」と話した。4年の王飴如さん(21)は「温かく迎えてもらい、丁寧に指導してもらっている」と感謝していた。(日下部弘太)

(2025年1月21日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)

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