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中日新聞掲載の大学記事

2010.10.07

愛知大学野球 中京大 半田新監督のもとチーム一丸 踏ん張れるか

■1シーズンで1部復帰目指すが…ギリギリの2位

 今秋から愛知大学野球2部リーグ落ちした中京大が正念場を迎えている。27歳と若い半田卓也新監督のもと、2部暮らしは1シーズンだけでの1部復帰を目指しているが、3カードを終えて5勝3敗、勝ち点2(6日現在)と苦闘。1部で通算33度のリーグ優勝を誇る名門チームが踏ん張って、入れ替え戦出場の条件である「2位以内」に入ることができるか。

■先月は5勝3敗

 「2部リーグなら中京大は“楽勝”だろう」という見通しをする人は外部にはいた。しかし、そんな甘いものではなかった。3回戦勝負となった愛産大戦で勝ち点を落とすなど、9月の陣で中京大は5勝3敗と苦闘した。

 「制球面だとか投手力は少し落ちるかもしれないが、打撃力は1部リーグとほぼ同じレベルだと思う」とは、1年生ながら3番を任されている山中遊撃手。昨夏の甲子園で中京大中京が全国制覇を果たした時の主将を務め、名門再建のキーマンになる男だ。中京大はここまでの8試合で完封勝ちが3つある一方で、そのほかの5試合での失点合計は35点。“投壊”である。

 2部落ちの責任をとって辞任した村瀬耕次前監督(52)=現タイ代表監督=に代わって、今秋から采配(さいはい)を振るう半田監督は「いま頑張るしかない」と危機感を募らせている。「1シーズンで1部に戻ることができなかったら、2部暮らしが長くなるんです。名城大、愛工大もそうだった。『監督であるオレについてこい』式の野球ではなく、チーム全体が同じ方向に顔を向けて戦う時」。中京大中京高では中日・前田捕手の1年先輩で、二塁手として2000年夏の甲子園に出場。母校・中京大で4年半のコーチ経験はあるが、27歳の若さでチームの立て直しを任され、苦労しているのが分かる。

■左腕・大西の離脱に加えエース上杉出遅れ

 1部でも活躍した左腕・大西(3年・成章)が肩痛で戦列離脱したうえに、エースの上杉(4年・豊田西)が出遅れたのが最大の誤算。軸足である右足甲の内側にマメができて、さらに化膿(かのう)。十分な投げ込みができず、調整遅れのまま、最後の秋を迎えた。9月は救援役専任だったが、愛知東邦大戦では火消しに失敗した。

■連続勝ち点必要

 「春の責任(2部降格)も感じているし、後輩たちに来春1部に戻ってもらうためにも、ボクがしっかりしないと。ボクの大学野球、笑って終わりたいし…」。社会人野球の強豪・トヨタ自動車に就職が内定している上杉は最速148キロの好右腕。1部相手の入れ替え戦に出場(2部で2位以内)するためには、9日から東海学園大戦、16日から最終カードの日本福祉大戦での連続勝ち点が必要となる。中京大にとっては踏ん張りどころだ。 (阿知波浩二)

(2010年10月7日 中日スポーツ11面より)
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