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学生活動 2024.11.22
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薬過量摂取 「絶対だめ」が一番響かない 椙山大生 防止へ動画制作
社会問題になっている市販薬の過量摂取「オーバードーズ(OD)」防止の啓発動画を、椙山女学園大(千種区)の学生が制作した。21日に同大で啓発フォーラムが開かれ、動画の上映のほか、OD経験者や医師が講演した。
動画は千種署の依頼で、同大文化情報学部メディア情報学科の栃窪優二教授のゼミ生10人が制作。OD経験者や精神科医へのインタビューなどを盛り込み、6分間でまとめた。
フォーラムでは、動画を制作した3年の徳毛(とくも)琴音さん(21)と成田音和(とわ)さん(20)が登壇し、「1回だけの軽い気持ちが、将来苦しみ続けることになる」と訴えた。
動画に登場したOD経験者の女性(22)も登壇。女性は家庭環境などが原因で、15歳から3年間ODを続けた。違法薬物に手を出し、18歳で逮捕されたが、更生プログラムを経て現在は通訳として活躍している。
女性は「『絶対だめ』の言葉が一番響かない。否定されると、とてもつらい。相手の気持ちに寄り添って話を聞くことが大事」と呼びかけた。
日赤愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤、昭和区)精神科部長の竹内浩医師によるODの危険性についての講演もあった。(山野舞子)
(2024年11月22日 中日新聞朝刊市民総合版より)
動画は千種署の依頼で、同大文化情報学部メディア情報学科の栃窪優二教授のゼミ生10人が制作。OD経験者や精神科医へのインタビューなどを盛り込み、6分間でまとめた。
フォーラムでは、動画を制作した3年の徳毛(とくも)琴音さん(21)と成田音和(とわ)さん(20)が登壇し、「1回だけの軽い気持ちが、将来苦しみ続けることになる」と訴えた。
動画に登場したOD経験者の女性(22)も登壇。女性は家庭環境などが原因で、15歳から3年間ODを続けた。違法薬物に手を出し、18歳で逮捕されたが、更生プログラムを経て現在は通訳として活躍している。
女性は「『絶対だめ』の言葉が一番響かない。否定されると、とてもつらい。相手の気持ちに寄り添って話を聞くことが大事」と呼びかけた。
日赤愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤、昭和区)精神科部長の竹内浩医師によるODの危険性についての講演もあった。(山野舞子)
(2024年11月22日 中日新聞朝刊市民総合版より)