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学生活動  2025.08.19

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県立芸術大生がまちづくり妙案 長久手の自然ピンバッジ 学生シッター制度

魅力あるまちづくりのアイデアを披露する学生=長久手市のリニモテラス公益施設で

魅力あるまちづくりのアイデアを披露する学生=長久手市のリニモテラス公益施設で

 県立芸術大(長久手市)でデザインを学ぶ学生たちが、魅力あるまちづくりのアイデアを披露する発表会が11日、同市のリニモテラス公益施設であった。代表の学生4人が、温めてきた企画を佐藤有美市長らに発表した。(青山直樹)

■市長らに発表会

 4人はデザイン・工芸科デザイン専攻の学生。佐藤直樹教授の授業「人生100年時代における幸福」の一環として、デザインの力で市を豊かにするアイデアを練ってきた。6月に20人が発表し、優秀者4人を選出。公開イベントとして今回の発表会を開いた。

 2年の中川あかりさんは、オリジナルのピンバッジ制作を提案。二十四節気七十二候をテーマに、市の自然や生き物をイメージした72種類を制作する企画だ。例えば立夏では、芸大通で顔を出したタケノコをかたどったピンバッジを制作。中川さんは「長久手には美しい自然がある。魅力が伝わるピンバッジになれば」と願いを込めた。

 ほかにも、玄関に赤い風船を掲げ、子ども食堂のようにご飯を食べられる家の目印とする案や、個人個人が思い出を記録できる地図などのアイデアが出た。学生が子どもたちの見守りをする「学生シッター制度」といったプランもあった。佐藤市長は「市の課題解決への糸口となるような、素晴らしい提案ばかり。一緒にプロジェクトを進める検討をしていければ」と話していた。

(2025年8月19日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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