電動キックボードの運転を体験する学生＝天白区の名城大で

　昨年夏から１６歳以上が免許不要で運転できるようになった電動キックボードの乗り方を大学生が学ぶ教室が２１日、天白区の名城大であった。大学構内で実際に乗車し、運転方法や交通ルールを確認した。

　５月が自転車などの安全利用月間であることに合わせて、学生団体「名城大学ボランティア協議会」と天白署が共同で開いた。学生ら３０人が参加し、協議会メンバーや署員らから発進の仕方や走行中の注意点を教わって乗車した。学生たちは慣れない様子で慎重に運転し「思ったより加速する」「楽しいけれど怖い」などと話していた。

　法定速度や年齢制限など交通ルールに関するクイズもあった。企画したボランティア協議会の三浦真人さん（２０）＝交通機械工学科２年＝は「学生のうちから正しい知識を身に付け、地域の交通事故減少につながれば」と期待した。（芝野享平）

（2024年5月30日　中日新聞朝刊市民版より）