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学生活動  2023.12.20

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カミングアウト どう向き合う 東邦高生、至学館大訪れ意見交換

意見交換する至学館大の学生(手前)と東邦高の生徒(奥)ら=大府市の至学館大で

意見交換する至学館大の学生(手前)と東邦高の生徒(奥)ら=大府市の至学館大で

 同性カップルなどを家族として認める「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」の導入促進に取り組んできた至学館大(大府市)の学生のもとに12日、東邦高校(名古屋市)の生徒が訪れ、性的少数者(LGBTQ)のカミングアウトにどう向き合うべきか意見交換した。

 訪れたのは、総合学習でジェンダーについて調べる東邦高国際探究コースの1年生4人。至学館大の越智久美子准教授のゼミ生が今年、制度の導入を求めて県内の自治体に要望書を提出したことを報道などで知り、協力を依頼したという。

 性的マイノリティーの当事者であるというゼミ生は、性自認や性的指向を周囲に伝えるカミングアウトは「自分のことを知ってほしい、今後もこの人と一緒にいたいと思ってするもの」と説明。「(本人の許可なく他人に話す)アウティングは、当事者が命を絶つこともある。その危険性を小さい頃から知っておくことが大切」と話した。

 高校時代に友人からカミングアウトを受けた3年の辻岡沙樹さん(21)は「話を否定せず聞き、『教えてくれてありがとう』と伝えた。相手がその後も相談しやすくなるよう心がけた」と経験を振り返った。

 ゼミ生の話を聞いた東邦高の生徒(16)は「カミングアウトしてもらった時は、寄り添い、孤独にさせないことが大切だとあらためて感じた」と話していた。(望月海希)

(2023年12月20日 中日新聞朝刊知多版より)

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