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お知らせ 2023.10.25
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子どもの感受性期 見逃さないで 豊橋創造大で京大教授が講演
豊橋創造大(豊橋市)の創立40周年を記念した講演会が20日、同大であり、京都大の明和政子教授(発達科学)が、「次世代人類にとって必要な環境を考える」をテーマに講演した。社会のデジタル化が、子どもの脳や心にどのように影響するのかを考える必要があると強調した。
明和教授は、若年期の環境の影響で脳が変化しやすい年代を「脳発達の感受性期」と位置づけ、「感受性期を見逃さずに環境を整えることは必須。国が投資して子どもを守らなければならない」と呼びかけた。
さらに「スマートフォンが日常化していると、ぼーっとできない。体の感覚に注意を向けアイデアを出す経験がすごく減っている」とデジタル機器が子どもの脳の成長に与える影響を指摘。「技術者は生物学的な知見を持っていない場合が圧倒的に多い」として、テクノロジーの発達に社会や教育環境が追いついていない現状を訴えた。(奥川瑞己)
(2023年10月25日 中日新聞朝刊東三河版より)
明和教授は、若年期の環境の影響で脳が変化しやすい年代を「脳発達の感受性期」と位置づけ、「感受性期を見逃さずに環境を整えることは必須。国が投資して子どもを守らなければならない」と呼びかけた。
さらに「スマートフォンが日常化していると、ぼーっとできない。体の感覚に注意を向けアイデアを出す経験がすごく減っている」とデジタル機器が子どもの脳の成長に与える影響を指摘。「技術者は生物学的な知見を持っていない場合が圧倒的に多い」として、テクノロジーの発達に社会や教育環境が追いついていない現状を訴えた。(奥川瑞己)
(2023年10月25日 中日新聞朝刊東三河版より)