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2010.09.05
愛知大学野球 秋季開幕 名城大と中部大先勝
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)は4日、名古屋市の瑞穂球場で開幕し、開会式に引き続いて1回戦2試合を行い、名城大と中部大が先勝した。
3季ぶりに1部に復帰した名城大は2−2の延長11回、西田智の左越え二塁打で勝ち越し。さらに相手投手陣の制球難につけ込んで追加点を挙げ、7−2で春秋連覇を狙う愛院大を突き放した。
中部大の石川は3回以降、1人の走者も許さない好投。8回にリーグ戦初出場の1年生、辻の中越え三塁打で決勝点を挙げ、1−0で愛工大に勝った。
■名城大 西田智が殊勲打
迷いはなかった。「1球で仕留める」とイメージしながら打席に入った。延長11回無死一、二塁。名城大の西田智は初球のカーブをとらえ、左越えの勝ち越し二塁打。歓喜に沸く三塁ベンチに向かって、握りこぶしをつくった。
途中出場だが松永監督は「思い切りがいい」と2年生の打力を評価する。絶好機にもバントで走者を進める作戦は最初から頭になかった。西田智も「打球を遠くに飛ばすのが持ち味」と言い切る。1部リーグの初打席で期待に応えた。この1打は打点1以上の重みがあった。春季リーグで最優秀選手賞に輝いた愛院大の浦野は、緊張の糸が切れたのか突如制球を乱して降板。さらに決定的な4点を追加し、エース阿部健の我慢強い投球に報いた。
西田智を含めて野手は6人の1、2年生が出場。松永監督は「好投手から勝てたことは今後の自信につながる」と手応えをつかんでいた。
昨秋は1部に復帰した愛大が即優勝を飾った。名城大ナインは「同じ大学生。やればできる」と再現をもくろんでいる。 (東郷賢一)
◇瑞穂(名城大1勝)
名城大 00020000005―7
愛院大 00010100000―2
(延長11回)
◇同(中部大1勝)
愛工大 000000000―0
中部大 00000001x―1
◇2部(4日・中京大)
名産大 000110300―5
中京大 13009015x―19
(名)古屋、洞口、林博、熊田−一丸
(中)藤本、広瀬−金田
(写真)名城大−愛院大 11回表名城大無死一、二塁、左越えに勝ち越しの二塁打を放ちガッツポーズする西田智=瑞穂球場で
(2010年9月5日 中日新聞朝刊28面より)
3季ぶりに1部に復帰した名城大は2−2の延長11回、西田智の左越え二塁打で勝ち越し。さらに相手投手陣の制球難につけ込んで追加点を挙げ、7−2で春秋連覇を狙う愛院大を突き放した。
中部大の石川は3回以降、1人の走者も許さない好投。8回にリーグ戦初出場の1年生、辻の中越え三塁打で決勝点を挙げ、1−0で愛工大に勝った。
■名城大 西田智が殊勲打
迷いはなかった。「1球で仕留める」とイメージしながら打席に入った。延長11回無死一、二塁。名城大の西田智は初球のカーブをとらえ、左越えの勝ち越し二塁打。歓喜に沸く三塁ベンチに向かって、握りこぶしをつくった。
途中出場だが松永監督は「思い切りがいい」と2年生の打力を評価する。絶好機にもバントで走者を進める作戦は最初から頭になかった。西田智も「打球を遠くに飛ばすのが持ち味」と言い切る。1部リーグの初打席で期待に応えた。この1打は打点1以上の重みがあった。春季リーグで最優秀選手賞に輝いた愛院大の浦野は、緊張の糸が切れたのか突如制球を乱して降板。さらに決定的な4点を追加し、エース阿部健の我慢強い投球に報いた。
西田智を含めて野手は6人の1、2年生が出場。松永監督は「好投手から勝てたことは今後の自信につながる」と手応えをつかんでいた。
昨秋は1部に復帰した愛大が即優勝を飾った。名城大ナインは「同じ大学生。やればできる」と再現をもくろんでいる。 (東郷賢一)
◇瑞穂(名城大1勝)
名城大 00020000005―7
愛院大 00010100000―2
(延長11回)
◇同(中部大1勝)
愛工大 000000000―0
中部大 00000001x―1
◇2部(4日・中京大)
名産大 000110300―5
中京大 13009015x―19
(名)古屋、洞口、林博、熊田−一丸
(中)藤本、広瀬−金田
(写真)名城大−愛院大 11回表名城大無死一、二塁、左越えに勝ち越しの二塁打を放ちガッツポーズする西田智=瑞穂球場で
(2010年9月5日 中日新聞朝刊28面より)