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2010.08.16
英語問題 自動で作成 名大がシステム開発
■ネットで公開
英文を入力するだけで自動的に穴埋め問題を作成するシステム「MAGIC」を、名古屋大大学院情報科学研究科の渡邉豊英教授と小尻智子助教らのグループが開発した。インターネットで試験公開している。
品詞や時制などを分析して、穴埋め場所と正解を含む4つの選択肢を作成。英語能力テスト「TOEIC」の出題傾向を参考にしている。正解以外の選択肢は、その選択肢を使用した例文がインターネット上にないことを確認し、誤りであることを確かめる。試験公開では、正解がどれなのかも、合わせて表示する。
例えば、「He is playing tennis.」と入力すると、「is」の部分がかっことなり、「is」「being」「be」「were」といった選択肢が作られる。同じ英文を入力しても、異なる問題ができあがることがある。
グループは利用者に「空欄の場所は適切だったか」や「正解が複数なかったか」「利用者の英語レベル」などをネット上でアンケートし、今後の改良に役立てる。
現在の問題作成はTOEICの傾向に準じているが、ほかのテストを分析して使えば、異なる質の問題も作成が可能という。
渡邉教授は社会システム情報学が専門で、インターネットを使った語学学習に役立ててもらおうと開発。「夏休みでも、子どもたちが自分で勉強できる。学校の先生や保護者も、問題を作るのに役立ててもらえたらうれしい」と話している。
「名古屋大学 渡邉研究室」で検索。渡邉研究室のホームページからMAGICに進める。
(2010年8月16日 中日新聞夕刊14面より)
英文を入力するだけで自動的に穴埋め問題を作成するシステム「MAGIC」を、名古屋大大学院情報科学研究科の渡邉豊英教授と小尻智子助教らのグループが開発した。インターネットで試験公開している。
品詞や時制などを分析して、穴埋め場所と正解を含む4つの選択肢を作成。英語能力テスト「TOEIC」の出題傾向を参考にしている。正解以外の選択肢は、その選択肢を使用した例文がインターネット上にないことを確認し、誤りであることを確かめる。試験公開では、正解がどれなのかも、合わせて表示する。
例えば、「He is playing tennis.」と入力すると、「is」の部分がかっことなり、「is」「being」「be」「were」といった選択肢が作られる。同じ英文を入力しても、異なる問題ができあがることがある。
グループは利用者に「空欄の場所は適切だったか」や「正解が複数なかったか」「利用者の英語レベル」などをネット上でアンケートし、今後の改良に役立てる。
現在の問題作成はTOEICの傾向に準じているが、ほかのテストを分析して使えば、異なる質の問題も作成が可能という。
渡邉教授は社会システム情報学が専門で、インターネットを使った語学学習に役立ててもらおうと開発。「夏休みでも、子どもたちが自分で勉強できる。学校の先生や保護者も、問題を作るのに役立ててもらえたらうれしい」と話している。
「名古屋大学 渡邉研究室」で検索。渡邉研究室のホームページからMAGICに進める。
(2010年8月16日 中日新聞夕刊14面より)