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お知らせ 2020.12.23
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至学館大 独自PCR検査開始2ヵ月 感染抑止効果を実感 学生ら1600人 今後も継続
新型コロナウイルスの感染対策として、至学館大(大府市)が全学生らを対象にした独自のPCR検査に取り組んでいる。開始から2カ月超で検査を受けたのは学生の大半と教職員ら約1600人。早い段階で陽性者を見つけてクラスター(感染者集団)の発生を防ぐとともに、学生らの感染対策への意識を高めることにつながっているという。 (白名正和)
多くの五輪選手を輩出し、強豪として知られる至学館大レスリング部の道場。11月下旬、4年生の女子部員2人が、検体の唾液が入った容器を専用のケースに入れた。検体は学内の検査室に持ち込まれ、職員がすぐに検査を実施。陽性の場合、その日のうちに学生に伝える。部員の一人は「練習で東京に出ることもあるので、定期的な検査は安心につながる。ありがたいです」と話す。
独自のPCR検査を始めた10月以降、今月17日までに学生や教職員ら1607人を検査した。部活動などで学外に出る学生や、「バイト先で感染者が出た」「熱が出てしまい、感染していないか心配」などの事情がありながら、保健所から「検査の必要なし」と判断された学生を優先的に調べている。
これまで陽性と判明したのは教員2人と学生2人の計4人。うち学生1人は、早期に発見できなければ所属する運動部の練習などで感染が広がった恐れもあったという。
検査は現在も続いており、年内に全学生、約1600人の検査がほぼ一巡する見通し。22日には、年末年始に県外へ帰省する学生向けの追加検査も行った。24日も実施する。
谷岡郁子学長は「定期的なPCR検査はウイルスの存在を『見える化』させ、学生たちの安心の確保につながる。検査で陰性と分かれば、今までの感染防止対策が無駄じゃなかったと学生が実感できる」と強調。その上で「もちろんPCR検査での陰性との結果が感染していないことを保証するものではないことは承知している。学生には検査後も、感染防止対策の徹底を求めていく」と話す。
(2020年12月23日 中日新聞朝刊県内版より)
多くの五輪選手を輩出し、強豪として知られる至学館大レスリング部の道場。11月下旬、4年生の女子部員2人が、検体の唾液が入った容器を専用のケースに入れた。検体は学内の検査室に持ち込まれ、職員がすぐに検査を実施。陽性の場合、その日のうちに学生に伝える。部員の一人は「練習で東京に出ることもあるので、定期的な検査は安心につながる。ありがたいです」と話す。
独自のPCR検査を始めた10月以降、今月17日までに学生や教職員ら1607人を検査した。部活動などで学外に出る学生や、「バイト先で感染者が出た」「熱が出てしまい、感染していないか心配」などの事情がありながら、保健所から「検査の必要なし」と判断された学生を優先的に調べている。
これまで陽性と判明したのは教員2人と学生2人の計4人。うち学生1人は、早期に発見できなければ所属する運動部の練習などで感染が広がった恐れもあったという。
検査は現在も続いており、年内に全学生、約1600人の検査がほぼ一巡する見通し。22日には、年末年始に県外へ帰省する学生向けの追加検査も行った。24日も実施する。
谷岡郁子学長は「定期的なPCR検査はウイルスの存在を『見える化』させ、学生たちの安心の確保につながる。検査で陰性と分かれば、今までの感染防止対策が無駄じゃなかったと学生が実感できる」と強調。その上で「もちろんPCR検査での陰性との結果が感染していないことを保証するものではないことは承知している。学生には検査後も、感染防止対策の徹底を求めていく」と話す。
(2020年12月23日 中日新聞朝刊県内版より)