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お知らせ  イベント  2020.02.20

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若い感性 卒業、修了展 県美術館 名古屋造形大と瀬戸窯高専攻科

展示された名古屋造形大の学生、院生の作品=名古屋・栄の県美術館ギャラリーで

展示された名古屋造形大の学生、院生の作品=名古屋・栄の県美術館ギャラリーで

 名古屋造形大(小牧市)と瀬戸窯業高専攻科(瀬戸市)の学生たちの卒業、修了制作展がそれぞれ、名古屋・栄の県美術館ギャラリーで開かれている。ともに24日まで。

 名古屋造形大は学生186人と大学院生7人が出展。日本画、洋画、彫刻をはじめ、マンガ、グラフィックデザイン、建築・インテリアデザインなど13分野の作品を展示した。

 イラストとアニメーションを組み合わせたミュージックビデオなど若い感性にあふれる作品がずらり。外国人労働者との共生をテーマにした集合住宅や、大規模災害時に設置する木造仮設住宅の設計モデルなどもあり、関心を集めた。来場者からは「若い人たちのアイデアに触れることができ、見どころ満載」という声も上がっていた。

 瀬戸窯業高は専攻科で2年間、陶芸を学んだ10人が出品。高校から進んだ人ばかりでなく、社会人を経て入学した人も多く、年齢は20~60代と幅広い。食器、ろくろで成形した大物作品、オブジェの3分野で取り組んだ修了制作品150点余を並べた。

 表面をキラキラと輝く結晶釉(ゆう)で彩ったり、工具の刃先で連続した削り目を付ける「飛びかんな」の技法を用いたりした器もあれば、不気味だがかわいさもあるオブジェなど感性をぶつけた作品もある。会期中は学生たちが常駐し、作品を解説する。 (小島哲男)

(2020年2月20日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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