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スポーツ 2020.01.05
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名城大11トライ大勝 全国地区対抗大学ラグビー準決勝

CTB川上のトライを演出した渡辺主将(左)のパス=パロマ瑞穂ラグビー場で
■主将の目に涙
名城大のSO渡辺祐吾主将の目に光るものがあった。花園とは無縁の四日市工高出身の4年生は「人生に一度はあってもいいかな」と楽しんでいた正月のラグビーも、この日が最後となった。決勝の6日は就職先の試験と重なり、欠場する。
「最後まで出たかったけど…」。試合後、仲間と過ごした日々が胸にこみ上げてきた。「気難しいキャプテンについてきてくれて、みんなには感謝しかない」
試合は47-7で折り返した前半とは一転、後半は相手FWの圧力に終盤まで1トライに抑えられた。「前半のプレーはイメージ以上だった。後半は入りが悪かった」と渡辺主将。ただ、決勝への不安はないという。「やってきたことを信じて、いつも通りやるだけ。やってくれると思う」。優勝は仲間に託した。 (末松茂永)
(2020年1月5日 中日スポーツ7面より)