進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > スポーツ

中日新聞掲載の大学記事

スポーツ  2020.01.07

この記事の関連大学

名城大逆転Vならず 東京学芸大連覇 全国地区対抗大学ラグビー決勝

東京学芸大に敗れて涙を流す名城大の選手たち=パロマ瑞穂ラグビー場で

東京学芸大に敗れて涙を流す名城大の選手たち=パロマ瑞穂ラグビー場で

 全国地区対抗大学大会(中日新聞社後援)最終日は6日、名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場で決勝が行われ、名城大(東海・北陸)が31-32で東京学芸大(関東1区)に敗れ、5年ぶりの優勝を逃した。東京学芸大は2年連続3度目の優勝。

 名城大は立ち上がりに連続3トライを許し、前半を14-20で折り返した。後半は走力のあるWTB大野、CTB杉浦のトライなどで逆転。しかし、東京学芸大にFW戦から2トライされて再逆転を喫した。

■逃したゴール 1点差に泣く

 試合終了直前、名城大のFB吉田の鮮やかなキックパスを受けたWTB大野が右隅にトライ。土壇場で31-32とし、ゴールが決まれば優勝の状況をつくった。風下から狙ったボールはポスト左を直撃。蹴った3年生の永島は「手応えはあったが、少し風に戻された。決めたかった」と肩を落とした。

 主将で4年生のSO渡辺が就職試験のため欠場。司令塔を欠いたチームは浮足立ち、序盤に3連続トライを許した。後半は修正力を発揮し、ピッチを幅広く使った攻撃で一度は逆転に成功。しかし、終盤は自陣ゴール前にくぎ付けにされるなど相手の圧力に屈した。

 本来は東海学生リーグが閉幕する11月に新チームへ移行するが、今大会で優勝するために残った4年生がチームをもり立てた。中村監督は「後輩たちが感じ取り、来季につなげてくれれば。大学選手権を狙えるチームにしたい」。東海リーグ10連覇中の朝日大をおびやかす存在を目指す。 (平井良信)

(2020年1月7日 中日新聞朝刊20面より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ