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お知らせ 2019.12.07
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名学芸大 「ISO22000」認証取得 食品安全のプロ 育てます 大学では初 学生中心に提出書類作る
日進市の名古屋学芸大管理栄養学部が、食品安全の国際規格「ISO22000」の認証を取得し、同大で4日、認証登録証授与式が開かれた。同規格の認証は、食品製造・流通業界では多くの企業が取得しているが、大学では初めてだという。給食管理および食品安全専門人材の教育で、認証を受けた。(平木友見子)
同大は2016年、食品衛生管理のガイドラインを定めた国際基準「HACCP(ハサップ)」に基づき、学生が授業で使う給食経営管理実習室を新規開設。20年の東京五輪を見据え、18年に食品衛生法が改正。事業者に食品安全の知識が、より求められる時代となってきたことから、充実した施設を使い、優れたスキルを持つ学生の育成システムを構築しようと、ISO認証取得への挑戦を決めたという。
18年度から同学部環境衛生学研究室の岸本満教授や学生らで、食品安全チームを結成。学生が中心となり、認証へ向けた提出書類の作成を担った。昨年から先輩の活動を引き継いだ3人のうちの1人、同学部4年の竹村香恵出さんは「給食実習の経験をISO規格に当てはめ、膨大な書類を作るのが大変だった。取得は素直にうれしい」と感無量の様子だった。
式典では、認証した日本科学技術連盟ISO審査登録センターの小野寺将人さんが、同学部の和泉秀彦学部長に認証登録証を授与。小野寺さんは「各企業で食品安全の知識や経営管理を理解した人材は不足している。学内で広く教育して、世の中に優れた人材を輩出してもらいたい」と期待を込めた。杉浦康夫学長は「認証取得は今後、全国の管理栄養士養成大学のスタンダードになっていくのではないか」と話していた。
(2019年12月7日 中日新聞朝刊なごや東版より)
同大は2016年、食品衛生管理のガイドラインを定めた国際基準「HACCP(ハサップ)」に基づき、学生が授業で使う給食経営管理実習室を新規開設。20年の東京五輪を見据え、18年に食品衛生法が改正。事業者に食品安全の知識が、より求められる時代となってきたことから、充実した施設を使い、優れたスキルを持つ学生の育成システムを構築しようと、ISO認証取得への挑戦を決めたという。
18年度から同学部環境衛生学研究室の岸本満教授や学生らで、食品安全チームを結成。学生が中心となり、認証へ向けた提出書類の作成を担った。昨年から先輩の活動を引き継いだ3人のうちの1人、同学部4年の竹村香恵出さんは「給食実習の経験をISO規格に当てはめ、膨大な書類を作るのが大変だった。取得は素直にうれしい」と感無量の様子だった。
式典では、認証した日本科学技術連盟ISO審査登録センターの小野寺将人さんが、同学部の和泉秀彦学部長に認証登録証を授与。小野寺さんは「各企業で食品安全の知識や経営管理を理解した人材は不足している。学内で広く教育して、世の中に優れた人材を輩出してもらいたい」と期待を込めた。杉浦康夫学長は「認証取得は今後、全国の管理栄養士養成大学のスタンダードになっていくのではないか」と話していた。
(2019年12月7日 中日新聞朝刊なごや東版より)