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大学野球  2019.06.13

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1-4完敗…結果受け止め秋のリーグ戦につなげる

仏教大(奥)に敗れ、肩を落とす先発の中村(右端)ら愛工大ナイン=東京ドームで(七森祐也撮影)

仏教大(奥)に敗れ、肩を落とす先発の中村(右端)ら愛工大ナイン=東京ドームで(七森祐也撮影)

 全日本大学野球選手権第3日は12日、神宮球場と東京ドームで2回戦7試合を行った。27年ぶりに初戦を突破した愛工大(愛知)は仏教大(京滋)に1-4で敗れ、準々決勝進出はならなかった。福井工大(北陸)は明大(東京六大学)に2-9で7回コールド負け。中部勢3校はすべて姿を消した。このほか、東洋大(東都)東海大(首都)大商大(関西六大学)東農大北海道オホーツク(北海道)城西国際大(千葉県)が勝ち、8強が出そろった。

■遠かった神宮

 新たな扉は開かなかった。愛工大は1回に2点を先制されると、打線も仏教大の先発・中山塁を攻略できない。9安打を放ちながら1得点のみ。大会前の「東京ドームで2つ勝って神宮へ」という目標は達成できなかった。

 「完敗ですね。選手は良い経験ができたと思います。でも、やっぱり神宮に行きたかった」と平井光親監督(52)はため息。選手は悔しさを感じながら東京ドームの通路を歩く。市川主将は「相手の投手は愛知リーグで見たことがないような投手でした…」と唇をかみしめた。

 最後までペースをつかめなかった。堅守のチームが2回までに3失策。気持ちは空回りし、思い通りのスイングができず、打線もつながらない。「いつもと少し違う感じがした。リズムに乗れなかった」と市川主将。4番の山本航も「1回戦とは違う野球をしてしまいました」と不完全燃焼の思いを口にした。

 かつてロッテで活躍し、プロのトップレベルを知る平井監督は「ウチはまだ全国で上にいけるチームではない。出直しです」と語った。今春は愛知リーグで1部復帰即優勝を果たし、大学選手権でも1勝。自信が生まれた。同時に、全国にさらに上のレベルがあることも実感した。市川主将は「結果をしっかり受け止めて秋のリーグ戦につなげたい」と前を向いた。神宮を目指す日々が再び始まる。 (川越亮太)

▽2回戦
愛工大(愛知) 000010000―1
仏教大(京滋) 20101000X―4
本塁打 石井(仏)


(2019年6月13日 中日スポーツ9面より)

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