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学生活動  2026.03.12

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「高峰博士と酵素」学ぶ 高尾台中で化学実験教室 金沢工大生プロジェクト

学生(右)のサポートを受け、実験する生徒たち=金沢市高尾台中で

学生(右)のサポートを受け、実験する生徒たち=金沢市高尾台中で

 郷土の偉人・高峰譲吉博士(1854~1922年)の功績を学び、化学の心を育む、金沢工業大の学生プロジェクトの化学実験教室が10日、金沢市の高尾台中学校であった。2年生約210人が高峰博士が発見し、胃腸薬「タカヂアスターゼ」の製造につながった麴菌(こうじきん)が生成する酵素について学んだ。

 プロジェクトはバイオ・化学部の学生14人が大学認定の課外活動で取り組んでいる。学生らはスライドやクイズを織り交ぜ、高峰博士が富山県高岡市で生まれ、金沢で幼少期をすごしたことや、血圧上昇、強心作用があるアドレナリンの抽出・結晶化、米国で有名な首都ワシントンの桜並木の資金を提供したことなどを説明した。

 実験は、麴菌由来の酵素にでんぷんを分解する能力があるのを確認するのと、3種類の酵素溶液のグルコース(ブドウ糖)量を試験紙で測定し酵素の力を比較する-の二つ。どちらかを選び、3クラスずつ取り組んだ。

 試験紙を使った実験では、タカヂアスターゼの溶液だと、試験紙がすぐに濃い茶色に変わり、すぐれた分解能力を目の当たりにした。参加した生徒は「実験は楽しかったし、タカヂアスターゼはすごい」と笑顔を見せた。(山森保)

(2026年3月12日 中日新聞朝刊金沢版より)
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