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イベント 2019.01.15
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ロボット 機能多彩 瀬戸で披露
笑いに着目しながら、多彩なロボットを通して近未来を考える催しが12日、瀬戸市蔵所町の瀬戸蔵であり、役に立たない「ナンセンスマシン」を開発するアートユニット「明和電機」(東京都品川区)の土佐信道さんらが講演した。
土佐さんは、マラソンランナーに走りながらトマトを食べさせる機械や、部屋を汚しながら移動するロボットなど、同社の製品を次々と紹介し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
笑いを「生きるための保障を超えた過剰さ」と定義する土佐さんは、「海の生き物が陸に上がった時のような『過剰さ』が生命の進化に大切だったはず」などと持論を展開。「ただその過剰さをロボットに求めると壊れてしまう」と述べ、将来への課題も指摘した。
講演を聞いた瀬戸市東山小3年の女児(8つ)は「トマトの機械の重さが8キロもあるなんて驚いた」と笑顔を見せた。
会場では、豊田市の愛知工業大の学生が制作したロボットによるダンスも披露された。催しは瀬戸市の市制90周年記念事業の第1弾で、市などが主催した。 (吉本章紀)
(2019年1月15日 中日新聞朝刊市民版より)
土佐さんは、マラソンランナーに走りながらトマトを食べさせる機械や、部屋を汚しながら移動するロボットなど、同社の製品を次々と紹介し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
笑いを「生きるための保障を超えた過剰さ」と定義する土佐さんは、「海の生き物が陸に上がった時のような『過剰さ』が生命の進化に大切だったはず」などと持論を展開。「ただその過剰さをロボットに求めると壊れてしまう」と述べ、将来への課題も指摘した。
講演を聞いた瀬戸市東山小3年の女児(8つ)は「トマトの機械の重さが8キロもあるなんて驚いた」と笑顔を見せた。
会場では、豊田市の愛知工業大の学生が制作したロボットによるダンスも披露された。催しは瀬戸市の市制90周年記念事業の第1弾で、市などが主催した。 (吉本章紀)
(2019年1月15日 中日新聞朝刊市民版より)