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中日新聞掲載の大学記事

2010.02.15

古着再生バッグお披露目ショー 地元の主婦や児童がモデル

■笠寺の市民グループ 昨秋から空き店舗で教室

 南区笠寺町かいわいの町づくりに取り組む市民グループ「かんでらmonzen亭」は13日夜、同区の空き店舗で、地元の住民らが古着から作ったバッグのファッションショーを開いた。昨年10月から、空き店舗でバッグ教室を開催。完成した200点以上のうち70点を紹介した。 (片山夏子)

 軽快な音楽に合わせて、スカートやコートから作ったバッグを手にしたモデルが登場。「ジーンズのポケットを生かして作りました」。バッグが登場するたびに、スクリーンに作品が映し出され、工夫した点が紹介される。買い物バッグやおしゃれバッグ、着物や帯から作られたフォーマルバッグが登場するたびに、観客から「すてき!」「ブラボー」と歓声が飛んだ。

 教室は8回実施し、100人余りが受講。市内で長年かばん作りをしていた服部隆世さん=浜松市=や名古屋女子大短期大学部の学生らが講師を務めた。服部さんは古着の形を生かし、ポケットや袖の形を利用する簡単な作り方を紹介。お互いにアイデアを出し合いながら、200個以上のバッグが完成した。

 モデルは地元の主婦や小学生、同女子大の学生のほか、作品の制作者も登場。南区呼続町の主婦太田とき子さん(50)は「自分でも素晴らしいと思う出来栄え。町づくりの人たちの活気がすごい。他の活動にも参加したい」。

 monzen亭のメンバー、野原靖子さん(61)は「教室を外から見て、楽しそうと参加してくれた人も。地元の人もミシンを貸してくれたり、布を寄付してくれたり参加してもらえた」と笑顔で話した。

 作品の一部は、monzen亭が制作者から購入。エコマネーの交換商品として提供するほか、笠寺の地域ブランド「かもん」として今後販売する予定。

(2010年2月15日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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