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イベント 2018.08.23
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魚食べて耳石発見 長久手 児童向け食育講座
魚の「耳石」の見つけ方などを学び、食べる楽しみを子どもたちに伝える「おさかなサマースクール」が、長久手市文化の家で初めて開かれた。(菅谷仁志)
名古屋学芸大食生態学研究室と、長久手キッチンスタジオさわわが主催。名古屋市中央卸売市場本場などが協力し、中部水産取締役で「おさかなマイスター」の神谷友成さんらが講師を務めた。
耳石は脊椎動物の頭の骨の中にあり、平衡を保つ働きがある。骨よりも硬く白色で、動物の種類によって大きさも形も違う。
イベントは魚の消費が減っていることに対して、理由のひとつ「骨などがあって食べにくい」ことを逆手に取ったアプローチ。耳石を集める楽しさで、さまざまな魚を食べてもらおうという狙いがある。
スクールには小学3〜6年の19人の他、保護者や同研究室の学生、市場関係者などが参加した。
子どもたちはマアジとカタクチイワシのにぼしを解剖して構造を学んだり、マダイ、イボダイ、ホウボウといった3種類の魚を食べたりしながら、頭から耳石を取り出した。ピンセットを使いながら解体し、見つけると「あったー」と歓声を上げて喜んでいた。
普段から料理をするという長久手市南小4年の女子児童(10)は「耳石というものがあると知らなかった。慣れたら場所が分かるようになって、探すのが楽しかった」と話した。
神谷さんは「いろいろな魚を食べて耳石を集めてほしい」と呼び掛けた。
(2018年8月23日 中日新聞朝刊なごや東版より)
名古屋学芸大食生態学研究室と、長久手キッチンスタジオさわわが主催。名古屋市中央卸売市場本場などが協力し、中部水産取締役で「おさかなマイスター」の神谷友成さんらが講師を務めた。
耳石は脊椎動物の頭の骨の中にあり、平衡を保つ働きがある。骨よりも硬く白色で、動物の種類によって大きさも形も違う。
イベントは魚の消費が減っていることに対して、理由のひとつ「骨などがあって食べにくい」ことを逆手に取ったアプローチ。耳石を集める楽しさで、さまざまな魚を食べてもらおうという狙いがある。
スクールには小学3〜6年の19人の他、保護者や同研究室の学生、市場関係者などが参加した。
子どもたちはマアジとカタクチイワシのにぼしを解剖して構造を学んだり、マダイ、イボダイ、ホウボウといった3種類の魚を食べたりしながら、頭から耳石を取り出した。ピンセットを使いながら解体し、見つけると「あったー」と歓声を上げて喜んでいた。
普段から料理をするという長久手市南小4年の女子児童(10)は「耳石というものがあると知らなかった。慣れたら場所が分かるようになって、探すのが楽しかった」と話した。
神谷さんは「いろいろな魚を食べて耳石を集めてほしい」と呼び掛けた。
(2018年8月23日 中日新聞朝刊なごや東版より)