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イベント 2018.07.16
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小松の町家の歴史 金沢工大教授語る 市公会堂で市史講座
小松市中心部のかつての城下町にある伝統的な町家について学ぶ市史講座が15日、市公会堂であった。55人が「新修 小松市史 資料編15 建築」を執筆した金沢工業大建築学部の山崎幹泰(みきひろ)教授の解説を聞いた。
小松の城下町は、加賀藩3代藩主の前田利常が小松城に入城した江戸時代前期の1640年ごろから造られた。1930(昭和5)年と32年に起きた大火のため大部分が焼失し、再建された。山崎教授は「小松の町家は、交差点に面した土地の角を切り取って道路の幅を広げる『隅切り』が特徴」と指摘。消防車が通りやすいように道路が改良され、建物の形も変わったことを紹介した。また「昭和以前に建てられた他の土地の町家よりも2階の天井が高く、軒高がそろっている」と話した。 (長屋文太)
(2018年7月16日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)
小松の城下町は、加賀藩3代藩主の前田利常が小松城に入城した江戸時代前期の1640年ごろから造られた。1930(昭和5)年と32年に起きた大火のため大部分が焼失し、再建された。山崎教授は「小松の町家は、交差点に面した土地の角を切り取って道路の幅を広げる『隅切り』が特徴」と指摘。消防車が通りやすいように道路が改良され、建物の形も変わったことを紹介した。また「昭和以前に建てられた他の土地の町家よりも2階の天井が高く、軒高がそろっている」と話した。 (長屋文太)
(2018年7月16日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)