HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動
学生活動 2018.07.12
この記事の関連大学
子ども食堂 学生が支援 小牧 中部大生 ボランティアで調理、給仕
小牧市小牧4の飲食店「健康食堂 ぷらむはうす」が毎月1回、定休日に開く子ども食堂に、中部大(春日井市)で管理栄養士や栄養教諭を目指す学生たちがボランティアで参加している。店主小久保直好さん(60)は「若い学生がいると、子どもたちも喜んでくれる」と心強く感じている。(藤原啓嗣)
協力するのは、中部大応用生物学部食品栄養科学科の学生たち。毎月第2日曜に店開きする「こまき子ども食堂」を4月から手伝っている。今月8日には9人の学生が参加した。
子どもたちが親しみやすいよう、学生たちはひらがなで「さえ」「なみ」と書いた名札をエプロンに付けている。
調理場では、この日提供する沖縄料理の「ソーメンチャンプルー」作りに奮闘。そうめんをゆでて束にしたり、炒めたり。星形に輪切りにしたオクラをそうめんの上に飾るなど盛りつけも工夫した。
一緒に調理するボランティアの桜井好子さん(65)=小牧市二重堀=は「忙しくて、てんてこまいのこともあったが、学生の頑張りで助かっている」と頼りにする。
テーブルで待つ子どもたちに出すときは「チャンプルーは塩こうじで味付けしています」と説明。一緒の保護者には「野菜の切り方を工夫すると、子どもが食べるようになります」と丁寧にアドバイスしていた。子どもと訪れた市内の30代の主婦は「学生の若々しさで店内が明るく感じる」と話す。
子ども食堂は、ぷらむはうす店主の小久保さんが2016年9月に有志と始めた。メニューは小久保さんが考える。第2日曜午前11時から3時間の営業で野菜をふんだんに使った定食が評判だ。近くでイベントがあり、100人が訪れた日もあった。
小学生以下は100円、中学生以上は300円が基本。家庭菜園をしている市民や地元企業が食材提供などで協力している。
学生の参加は、小牧市の食育推進会議で小久保さんの活動を知った、推進会議会長で中部大の長島万弓教授が自身のゼミ生たちに呼び掛けたことがきっかけ。
中部大4年、沼田彩希(あき)さん(21)は「栄養教諭を目指しているので、子どもと関わり、食べた感想を聞けるのが役に立つ。食器の手配や多人数向けの調理などいろんなことを勉強したい」と表情を引き締める。
小久保さんは「ボランティアの確保が大変だったので助かっている。こども食堂に多くの人が関わるという夢にも近づいてきた」と学生たちの頑張りを歓迎する。
子ども食堂は8月は休み、次回は9月9日に開く。
(2018年7月12日 中日新聞朝刊近郊版より)
協力するのは、中部大応用生物学部食品栄養科学科の学生たち。毎月第2日曜に店開きする「こまき子ども食堂」を4月から手伝っている。今月8日には9人の学生が参加した。
子どもたちが親しみやすいよう、学生たちはひらがなで「さえ」「なみ」と書いた名札をエプロンに付けている。
調理場では、この日提供する沖縄料理の「ソーメンチャンプルー」作りに奮闘。そうめんをゆでて束にしたり、炒めたり。星形に輪切りにしたオクラをそうめんの上に飾るなど盛りつけも工夫した。
一緒に調理するボランティアの桜井好子さん(65)=小牧市二重堀=は「忙しくて、てんてこまいのこともあったが、学生の頑張りで助かっている」と頼りにする。
テーブルで待つ子どもたちに出すときは「チャンプルーは塩こうじで味付けしています」と説明。一緒の保護者には「野菜の切り方を工夫すると、子どもが食べるようになります」と丁寧にアドバイスしていた。子どもと訪れた市内の30代の主婦は「学生の若々しさで店内が明るく感じる」と話す。
子ども食堂は、ぷらむはうす店主の小久保さんが2016年9月に有志と始めた。メニューは小久保さんが考える。第2日曜午前11時から3時間の営業で野菜をふんだんに使った定食が評判だ。近くでイベントがあり、100人が訪れた日もあった。
小学生以下は100円、中学生以上は300円が基本。家庭菜園をしている市民や地元企業が食材提供などで協力している。
学生の参加は、小牧市の食育推進会議で小久保さんの活動を知った、推進会議会長で中部大の長島万弓教授が自身のゼミ生たちに呼び掛けたことがきっかけ。
中部大4年、沼田彩希(あき)さん(21)は「栄養教諭を目指しているので、子どもと関わり、食べた感想を聞けるのが役に立つ。食器の手配や多人数向けの調理などいろんなことを勉強したい」と表情を引き締める。
小久保さんは「ボランティアの確保が大変だったので助かっている。こども食堂に多くの人が関わるという夢にも近づいてきた」と学生たちの頑張りを歓迎する。
子ども食堂は8月は休み、次回は9月9日に開く。
(2018年7月12日 中日新聞朝刊近郊版より)