協定書に署名した高橋学長（中）ら３校の関係者＝岡崎市岡町の愛知産業大で

　デジタル人材の育成を目指す文部科学省の高校ＤＸ加速化推進事業（ＤＸハイスクール）に採択された小牧工科、豊川工科の２高校と愛知産業大が、岡崎市岡町の同大で高大連携協定を結んだ。

　大学では既存学部のデジタル・理数分野への学部転換が進んでおり、高大連携を通じて、高校段階からデジタル人材の育成に力を入れる。今後、高校生が大学で体験講座を受けたり、大学教員が高校で出前講座をしたりするなど、高校生が高度で実践的なデジタル知識、技能を身に付けられる教育環境を整える。

　愛産大の高橋実学長によると、連携は高校側が提案、大学側が協力する形でまとまったという。小牧工科高の加藤満明校長は「（周囲に）期待されているので成果を出していきたい」と話した。県内では計４３校がＤＸハイスクールに採択されている。

（2024年6月6日　中日新聞朝刊県内版より）