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学生活動  2018.05.17

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「のっティ」 一目でココ 位置把握システム 金沢工大生開発 野々市市役所に端末、アンケ実施

端末の仕組みなどを通行人に説明する学生=野々市市役所で

端末の仕組みなどを通行人に説明する学生=野々市市役所で

 野々市市の金沢工業大の学生プロジェクト「BusStop プロジェクト」が、市コミュニティバス「のっティ」の位置をスマートフォンなどで把握できる「バスどこシステム」を開発した。システムを取り入れたバス停型端末も試作。16日に市役所正面玄関前に端末を設置し、利用した通行人らに感想などを聞くアンケートを始めた。(冨田章午)

 システムは、のっティに設置した衛星利用測位システム(GPS)機器を使い、北部、西部、中央、南部の計4ルートの位置情報をバス型のアイコンで表示。渋滞などで時刻表通りに来ないバスの位置情報を確認できれば便利と考え、同プロジェクトが1月から開発を進め、5月から市と実用化に向けた検証を行っている。

 この日は1、4年生9人が参加。来庁者や通行人に端末の仕組みや使い方を紹介し、アンケートに記入してもらった。「ひと目でバスの位置が分かり、便利だと思った」という感想のほか、「運転免許証を返納した高齢者の多くがバスを利用するので、分かりやすい表示にしてほしい」といった声が寄せられた。

 アンケートは18日まで行う。リーダーを務める情報工学科4年の平桜瞭太郎さん(21)は「アンケートを参考に改良を進めていきたい。のっティの利用者増に少しでも貢献できれば」と話している。

(2018年5月17日 北陸中日新聞朝刊18面より)

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