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イベント  2018.05.21

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セイロン瓜は健康野菜 名城大 活用法探るセミナー

模型を手に、セイロン瓜の特徴を紹介するクマーラさん=東区矢田南の名城大ナゴヤドーム前キャンパスで

模型を手に、セイロン瓜の特徴を紹介するクマーラさん=東区矢田南の名城大ナゴヤドーム前キャンパスで

 スリランカなどで栽培されているセイロン瓜(うり)の魅力や活用法を探るセミナーが20日、東区矢田南の名城大ナゴヤドーム前キャンパスであり、県内外の50人が聞き入った。

 セイロン瓜の実は長さ1メートル以上にも伸び、細長くうねるような形から「ヘビウリ」とも呼ばれる。味にゴーヤーのような苦みがないのが特徴で、スリランカではミネラル類を多く含む低カロリーの健康野菜として病院食にも使われている。

 同国出身で名城大外国語学部長のアーナンダ・クマーラさん(63)は、糖尿病の治療効果が同国で着目されていることを紹介。「面白い形の実を写真に撮ったり、お菓子のレシピに使ったりしても楽しめる」と述べた。

 同大と協力し、セイロン瓜の普及に努めてきた元天白区長、伊藤容子さん(62)=市シルバー人材センター理事長=も登壇。都市農業の振興策として始めた経緯を語り、「小学校の授業で植物の観察や調理実習、緑のカーテンの環境教育に使え、素晴らしい教材になった」と振り返った。

 セミナーは主に中部や関東地方の企業や教育機関、行政の産学官連携でつくる「セイロン瓜プロジェクト」や、名城大外国語学部学生グループ「地域活性化応援サポーター」などが企画した。 (加藤拓)

(2018年5月21日 中日新聞朝刊市民版より)

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