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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2018.04.07

愛知大学野球 春季きょう開幕 中京 名城 中部 「3強」軸に激戦

昨秋の最優秀選手に輝いた中京大の和田=パロマ瑞穂球場で

昨秋の最優秀選手に輝いた中京大の和田=パロマ瑞穂球場で

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)の1部は7日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で開幕し、8週にわたって優勝を争う。6校は新チームとなった昨秋以降、厳しいトレーニングや実戦練習を重ねてきた。あとは試合を待つだけ。各校の主将に今季のチームの特徴や意気込みを聞いた上で、初戦の先発オーダーを予想した。

 2016年春から中京大、名城大、中部大と上位3校の顔触れは変わらない。今季もこの3校が優勝争いの軸となりそう。愛院大、東海学園大、愛大は序盤の「3強」との対戦で勝ち点を挙げ、弾みをつけたい。

 秋春連覇を狙う中京大はエース真田が出遅れているが大内、山本の両左腕は順調。直球に威力がある初祖は抑えでの起用が見込まれる。打線は昨秋の最優秀選手和田が出塁し、中軸がかえす。足が使える選手が多いのも強み。

 名城大は現役最多のリーグ戦通算24勝の栗林の存在が大きい。坂倉、左腕村瀬らが奮起し、エースの負担を軽くしたい。メンバーが大幅に入れ替わった打線は俊足の光部の出塁率が鍵となる。坂上、飯田の両新人が新風を吹き込む。

 2季ぶりの優勝を狙う中部大は、エースの左腕今井の状態が上がらない。実績がある左腕野村に加え、賀沢らで投手陣を支える。打線は長打力がある稲生が引っ張る。右投手用、左投手用の打線が組めるなど野手の層は厚い。

 愛院大はエース後藤が右肩痛で開幕に間に合わない。白木らリーグ戦の登板経験が乏しい投手陣を野手がもり立てる。岡が打線の軸で前後を井本、西平、辰己の最上級生が固める。俊足の福本が出塁してかき回したい。

 東海学園大の投手陣は昨秋も先発を託された木下、左腕木原が健在。左腕古田が抑え役を担う。松田、小坂の俊足コンビで相手バッテリーを揺さぶりたい。オープン戦で結果が出せなかった三村、古川の復調が待たれる。

 愛大はエース緒方がオープン戦で結果を残したのが心強い。榊原、左腕春藤らが控える。新人左腕田村の登板機会もありそう。打線は阿部、服部を軸につなぐことに徹する。そんな中で新人安田の長打力に期待がかかる。

(2018年4月7日 中日新聞朝刊25面より)

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