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お知らせ 2018.04.03
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日福大で入学式 若者ら新たな一歩
知多半島各地で2日、入学式があり、若者らが新たな一歩を踏み出した。
知多エリア各地にキャンパスを持つ日本福祉大では、午前に美浜キャンパス(美浜町)、午後は東海市芸術劇場(東海市)で入学式を開いた。
美浜キャンパスでは、児玉善郎学長が「多くの人との関わりと経験を積み重ねて、皆さんの夢や希望を実現されることを期待します」とあいさつ。
新入生を代表し、東海南高校出身で健康科学部の山本晴香さん(18)が難病と闘った祖父や、自身の陸上競技での経験などに触れ、「どんな時でも患者さんの仲間でいることができる理学療法士になりたい」と誓いの言葉を述べた。(大槻宮子)
■東京パラリンピック目指す スポーツ科学部・安田さん
日本福祉大スポーツ科学部に入学した兵庫県三田市出身の安田帆孝(ほたか)さん(18)は、水泳で2020年東京パラリンピックを目指す。
脳性まひで、両脚が不自由。体を動かすことが大好きで、母の勧めもあり、3歳から週1回、スイミングスクールに通い始めた。50メートルプールを備えた地元高校への進学を機に、本格的に競技を始めた。
高校1年のとき、ロンドンパラリンピックで水泳競技の監督を務めた寺田雅裕さんと出会い、身体障害者の水泳チーム「神戸楽泳会」に入会。その年の秋の「日本身体障がい者水泳選手権大会」の100メートル自由形などで頭角を現し、育成選手に指定された。
昨年のアジアユースパラ競技大会では400メートルフリーリレーで金メダルなどに、400メートル自由形で銀メダルに輝いた。
脚を使わず、上半身の力だけで泳ぐ。毎日5000メートルを泳ぐほか、体を浮きやすくするための体幹トレーニングなどにも力を入れる。「好きなことだからつらさはない」と話す。
日本福祉大を選んだのは室内プールを備えた練習環境の良さと、スポーツに関わる勉強ができるためだ。親元を離れて、下宿生活を送ることになるが「不安はない」。
目標の大会まで2年。「しっかりベストを出していきたい」。続けて「将来の仕事に生かせるように勉強したい」と目を輝かせた。
(2018年4月3日 中日新聞朝刊知多総合版より)
知多エリア各地にキャンパスを持つ日本福祉大では、午前に美浜キャンパス(美浜町)、午後は東海市芸術劇場(東海市)で入学式を開いた。
美浜キャンパスでは、児玉善郎学長が「多くの人との関わりと経験を積み重ねて、皆さんの夢や希望を実現されることを期待します」とあいさつ。
新入生を代表し、東海南高校出身で健康科学部の山本晴香さん(18)が難病と闘った祖父や、自身の陸上競技での経験などに触れ、「どんな時でも患者さんの仲間でいることができる理学療法士になりたい」と誓いの言葉を述べた。(大槻宮子)
■東京パラリンピック目指す スポーツ科学部・安田さん
日本福祉大スポーツ科学部に入学した兵庫県三田市出身の安田帆孝(ほたか)さん(18)は、水泳で2020年東京パラリンピックを目指す。
脳性まひで、両脚が不自由。体を動かすことが大好きで、母の勧めもあり、3歳から週1回、スイミングスクールに通い始めた。50メートルプールを備えた地元高校への進学を機に、本格的に競技を始めた。
高校1年のとき、ロンドンパラリンピックで水泳競技の監督を務めた寺田雅裕さんと出会い、身体障害者の水泳チーム「神戸楽泳会」に入会。その年の秋の「日本身体障がい者水泳選手権大会」の100メートル自由形などで頭角を現し、育成選手に指定された。
昨年のアジアユースパラ競技大会では400メートルフリーリレーで金メダルなどに、400メートル自由形で銀メダルに輝いた。
脚を使わず、上半身の力だけで泳ぐ。毎日5000メートルを泳ぐほか、体を浮きやすくするための体幹トレーニングなどにも力を入れる。「好きなことだからつらさはない」と話す。
日本福祉大を選んだのは室内プールを備えた練習環境の良さと、スポーツに関わる勉強ができるためだ。親元を離れて、下宿生活を送ることになるが「不安はない」。
目標の大会まで2年。「しっかりベストを出していきたい」。続けて「将来の仕事に生かせるように勉強したい」と目を輝かせた。
(2018年4月3日 中日新聞朝刊知多総合版より)