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2017.12.17
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睡眠障害で不登校に 市民大学講演会塩見教授が治療法説明
日本福祉大(美浜町)と市教育委員会が主催する「市民大学公開講演会」(中日新聞社など共催)が16日、中区大井町のイーブルなごやホールで開かれた。 (板倉陽佑)
愛知医科大病院の睡眠科で、長年睡眠障害の治療にあたっている塩見利明教授(64)が、参加者約240人に向かって講演。朝、学校に行く時間になっても起きることができない「起床困難」により、不登校になってしまう中高生の現状や治療法について話した。
塩見教授によると、適切な睡眠時間は人によって異なり、治療した生徒の中には、1日14時間近くの睡眠が必要な生徒もいたという。
教授は「例えば、10時間睡眠が必要な児童が中学校に上がると、部活や塾通いによって寝る時間が遅くなる。そのような生徒は、常に睡眠不足で、風邪で学校を休むなどのふとしたきっかけで、長期的な不登校に陥る場合がある」と語った。「起床困難」の生徒は睡眠のサイクルを管理し、適切な治療を受けることで6割近い生徒が、再び学校に通うことが可能になると話した。
塩見教授は「生徒の適切な睡眠時間を理解して、場合によっては平日の夜の勉強時間を減らし、早めに寝るなどの対処をすることで改善が可能です」と語った。同講演会では、日本福祉大の山本和恵助教授も講演をした。
(2017年12月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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・ 日本福祉大学
愛知医科大病院の睡眠科で、長年睡眠障害の治療にあたっている塩見利明教授(64)が、参加者約240人に向かって講演。朝、学校に行く時間になっても起きることができない「起床困難」により、不登校になってしまう中高生の現状や治療法について話した。
塩見教授によると、適切な睡眠時間は人によって異なり、治療した生徒の中には、1日14時間近くの睡眠が必要な生徒もいたという。
教授は「例えば、10時間睡眠が必要な児童が中学校に上がると、部活や塾通いによって寝る時間が遅くなる。そのような生徒は、常に睡眠不足で、風邪で学校を休むなどのふとしたきっかけで、長期的な不登校に陥る場合がある」と語った。「起床困難」の生徒は睡眠のサイクルを管理し、適切な治療を受けることで6割近い生徒が、再び学校に通うことが可能になると話した。
塩見教授は「生徒の適切な睡眠時間を理解して、場合によっては平日の夜の勉強時間を減らし、早めに寝るなどの対処をすることで改善が可能です」と語った。同講演会では、日本福祉大の山本和恵助教授も講演をした。
(2017年12月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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