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2017.12.06

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中部スポーツ賞 正賞にレスリング高橋 奨励賞は奥野

 中部運動記者クラブは5日、ことしのアマチュアスポーツ界で活躍した個人、団体に贈る中部スポーツ賞の正賞に、レスリング世界選手権の男子フリースタイル57キロ級で、男子フリーで36年ぶりに金メダルに輝いた三重県桑名市出身の高橋侑希(ALSOK)を選出した。

 高橋は今月20日からのレスリング全日本選手権に向けて母校の山梨学院大で調整中のため、名古屋市内であった表彰式を欠席。「吉田沙保里さんや伊調馨さんが受賞された賞をいただけて光栄。東京五輪で金メダルを獲得することが夢であり、目標です」とコメントを寄せた。

 特別賞にはフリースタイルスキー世界選手権で男子モーグルとデュアルモーグルを制した岐阜県池田町出身の堀島行真(中京大)と陸上の日本選手権で女子100メートルと200メートルの2冠に輝いた愛知県豊田市出身の市川華菜(ミズノ)、奨励賞には名古屋ウィメンズマラソンで初マラソン日本最高記録を出した岐阜県海津市出身の安藤友香(スズキ浜松AC)とレスリング世界選手権の女子55キロ級で初出場で優勝した奥野春菜(至学館大)、高校総体と国体で2冠の岐阜女高バスケットボール部が選ばれた。4月に現役引退したフィギュアスケートの元世界女王、浅田真央さんに功労賞を贈った。

■奥野「東京で金 当然の目標」

 奨励賞の奥野は、その経歴から「吉田沙保里2世」と評されることも多い。吉田の父にレスリングの手ほどきを受け、三重・久居高、至学館大と同じ道を歩んできた。あこがれの存在より2歳若く世界一に輝いた18歳は「これからも追い続け、もし戦うことができれば勝ちたい」。言葉に自然と力がこもった。

 史上2人目となる高校総体3連覇を果たした逸材。トップレベルの選手が集まる同大でもまれ、さらなる成長曲線を描く。入学後、栄和人監督の指示で55キロ級へ階級を上げた。53キロ級でも体は小さい方だったが食事の回数や筋力トレーニングの量を増やし、必死に体をつくった。

 挑んだ世界選手権。体格差のある外国人選手に、パワー勝負では勝ち目がない。「組み合うと負ける。自分から動いて崩す」。相手を揺さぶり、得意のタックルに入る作戦が奏功した。

 2020年が近づく。「東京五輪に出場して金メダルを取ることは、当たり前の目標だ」と言い切る。視界には、確かな道筋をとらえている。(多園尚樹)

(2017年12月6日 中日新聞朝刊20面より)

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