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2017.11.29

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不審者対策 すねキック 長久手 小学校で体験型教室

 不審者から身を守る方法を知ってもらおうと、長久手市の市が洞小で28日、体験型の防犯教室があった。3、4年生390人が、連れ去られないための攻撃法や助けを求める時の声の上げ方を学んだ。

 教室は、市内の愛知淑徳大のボランティア団体「tASUkeai(たすけあい)」と県警子ども女性安全対策課、愛知署などが企画。学生7人が指導役を務めた。

 初めに普通の格好をしている学生と、サングラスに帽子、マスク姿の学生が登場。「どっちが怪しいかな」という司会役の問いに、子どもたちはサングラス姿の学生を指した。

 司会役は、子どもが声掛けなどにあった事案のうち、サングラスなどの3点を着けていたケースは0.3%という県警の調査を紹介。「見た目だけでは怪しい人かどうか分からない。キョロキョロしてるといった行動で判断して」と訴えた。

 また、連れ去られそうになった時に、不審者のすねを蹴る攻撃法を学んだ。子どもたちは重心を低くして脚に見立てた段ボールを蹴り、大声で「助けて」と助けを求めていた。

 「tASUkeai」メンバーで3年の長崎里菜さん(20)は「この教室が、自分で自分の身を守ることを考えるきっかけになるといい」と話した。(森若奈)

(2017年11月29日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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