■インカレ　岩田選手、個人も制す

　フェンシングの全日本学生選手権大会（インカレ）が１２日まで、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園屋内球技場で開かれ、朝日大（瑞穂市）が女子エペの団体戦で６年ぶりに優勝。岩田華奈選手（３年、羽島北高出身）が女子エペの個人戦も制し、朝日大は２冠に輝いた。

　女子団体はこの日、準々決勝の日体大戦を苦しみながらも４４−４３で辛勝。接戦を制したことで勢いに乗り、準決勝で慶大、決勝で早稲田大を撃破した。団体戦の優勝は、創部２年目だった２００３年以来。

　井上裕二監督は「怖いもの知らずの勢いで優勝して以来、なかなかとどかなかったタイトル。ようやく実力で勝ち取れた」と声を弾ませた。

　岩田選手は９日の個人戦で優勝。「初戦で負けた昨年を反省し、予選から１戦ずつ全力で戦った」と語り、高校、大学を通じて初の全国大会での個人タイトル獲得を喜んだ。

　女子チームと岩田選手は１２月、社会人も交えた全日本選手権大会に挑む。（多園尚樹）

（2009年11月13日　中日新聞朝刊12面より）