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2017.09.03
信長の革新性に迫る 中区 静大・小和田さん講演
戦国時代史研究の第一人者として知られる静岡大の小和田哲男名誉教授(73)の講演会が2日、中区の星城大名古屋丸の内キャンパスで開かれた。
星城大の公開講座。NHKの大河ドラマで時代考証を務める小和田名誉教授が「乱世を生き抜く叡智(えいち)−織田信長の革新性に学ぶ−」の演題で話した。「うつけ」と呼ばれながら、天下統一まであと一歩に迫った信長の生き方に焦点を当てた。
桶狭間の戦いで勝利した信長が、今川義元を討ち取った家臣よりも、義元の護衛が手薄との情報を突き止めた家臣に1番の褒美を与えたことを紹介した。
それまでの常識では、戦場での働きが評価されたが、作戦を立てるための情報を重視した信長の判断が、その後の戦国時代の情報戦のきっかけをつくったと分析。「信長の常識にとらわれない柔軟さは、現代でも生き方のヒントになるのでは」と語った。
会場は、定員150人が満席になるほど盛況だった。 (板倉陽佑)
(2017年9月3日 中日新聞朝刊市民版より)
星城大の公開講座。NHKの大河ドラマで時代考証を務める小和田名誉教授が「乱世を生き抜く叡智(えいち)−織田信長の革新性に学ぶ−」の演題で話した。「うつけ」と呼ばれながら、天下統一まであと一歩に迫った信長の生き方に焦点を当てた。
桶狭間の戦いで勝利した信長が、今川義元を討ち取った家臣よりも、義元の護衛が手薄との情報を突き止めた家臣に1番の褒美を与えたことを紹介した。
それまでの常識では、戦場での働きが評価されたが、作戦を立てるための情報を重視した信長の判断が、その後の戦国時代の情報戦のきっかけをつくったと分析。「信長の常識にとらわれない柔軟さは、現代でも生き方のヒントになるのでは」と語った。
会場は、定員150人が満席になるほど盛況だった。 (板倉陽佑)
(2017年9月3日 中日新聞朝刊市民版より)
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