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中日新聞掲載の大学記事

2017.06.08

親子と学生 交流し成長 子育て支援センター1周年 岐阜聖徳学園大短大部に開所

 岐阜市中鶉の岐阜聖徳学園大短大部のキャンパス内にある、岐阜市の地域子育て支援センター「くれまちす」が開所から1周年を迎えた。乳幼児と親が集うだけでなく、保育士を目指す学生の学びの場にもなっている。

 「くれまちす」は昨年5月にオープン。市の委託で大学が運営している。市内に6つある「地域子育て支援センター」の1つだが、ここ以外は保育所や保育園内にある。利用料100円で、未就園児と保護者が火曜、水曜、木曜日の午前10時〜午後3時、絵本や積み木などで自由に遊べる。

 5月末に1周年イベントがあり、幼児教育を学ぶ学生がマリンバの演奏や人形劇で約150人の親子をもてなした。幼児教育学科2年の後藤香澄さん(19)は「子どもは何にでも興味津々で、勉強になります」と話した。

 短大部によると、開所してしばらくは利用する親子が1日10組に満たなかったが、口コミなどで存在が広まり、最近は20〜30組が利用するという。月に一度、教授や講師が離乳食や発達について話す講座もある。

 林秀雄センター長は「運営は軌道に乗ってきたが、まだ子どもと家に閉じこもっている親御さんも多いと感じる。話し相手がいるだけでも気持ちが違う。ぜひ利用してほしい」と話している。(水越直哉)

(2017年6月8日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)
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