若者の交通事故防止に向けて岐阜北署などは９月３０日、岐阜市の岐阜女子大で、学生を対象に酒酔い状態の疑似体験や、シートベルトの体験車で乗用車が衝突したときの衝撃を体感してもらい、安全運転を啓発した。

　毎年、秋の全国交通安全運動期間中に同署や、岐阜安全運転管理部会青年部などが共同で開いている。

　酔っぱらった状態の視野を体験できる特殊なゴーグルを昼休みの学生にしてもらい、テープで区切った直線路を歩かせると、学生たちはすぐにコースから外れてふらふらに。文化創造学部４年の後藤彩花さん（２２）＝岐阜市粟野東＝は「真っすぐ歩いていたつもりなのに…。怖い」と驚いていた。（山本真嗣）

（2009年10月1日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）