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中日新聞掲載の大学記事

2009.09.21

愛知大学野球 愛院大・中部大 勝ち点

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第3週第2日の20日、愛知県豊田市の愛工大グラウンドで2回戦2試合があり、愛院大が中京大に、中部大が愛工大に連勝して、ともに一つ目の勝ち点を得た。

 愛院大は9回に逆転を許したが、その裏に梶原の2点適時打で同点に追いつき、代打斎藤の右前打でサヨナラ勝ち。永井が3失点で完投した。

 中部大は同点の8回にスクイズで勝ち越し。一気の攻めで6点を重ねた。先発石川が133振を奪って完投した。

■斎藤サヨナラ打

 土壇場の集中力で、春の王者を上回った。愛院大は9回2死二塁から、2年生の代打斎藤が右前へサヨナラ打。ナインにもみくちゃにされたヒーローは「つなぐ気持ちだけで打った。球が落ちた瞬間、うれしくて体が浮くような感覚がした」。歓喜の笑みを浮かべた。

 8回まで被安打1だった先発永井が、9回に3失点。春と同様、勝負どころを逃さない中京大に屈しかけたが、「スタンドもベンチもすごく声が出ていた。早く代打に出たかった」と斎藤。逆転されても、雪辱を期す思いは揺らがなかった。

 無死から長田、大迫の両1年生が出塁。大声援を受け、若さの勢いに乗るように畳み掛けた。

 先発に4年生は3人だけ。田中監督は「1、2年生がミスを恐れず元気よくやっている。粘りが出てきました」。春の上位校がつぶし合う展開の中で奪った勝ち点1には、それ以上の手応えがある。 (海老名徳馬)

◇愛工大(中部大2勝)
中部大 001100161―10
愛工大 100000200―3
本塁打 橋本(工)

◇同(愛院大2勝)
中京大 000000003―3
愛院大 010000003―4

(2009年9月21日 中日新聞朝刊23面より)
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