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中日新聞掲載の大学記事

2016.12.01

Xマスに本を贈ろう 医療や福祉施設の子らに 書店と連携 鈴鹿医療科学大生ら

 施設で医療や福祉サービスを利用する子どもにクリスマスプレゼントの輪を−。子ども向けの本を選んでメッセージとともに贈る「サンタ・メッセージ・アクティブ・プロジェクト(SMAP)」を鈴鹿市の鈴鹿医療科学大の学生らが企画し、1日から書店と連携して実施する。多くの学生や市民の参加を呼び掛けている。(山本克也)

 企画したのは、保健衛生学部の安井豊子教授(61)と医療福祉コースの学生4人。安井教授は前任校で5年ほど前から同様の活動に取り組んだ経験がある。「医療や福祉のサービスを受けている子どもと住民が心のつながりを持ってほしい」と、今春に赴任した鈴鹿医療科学大でも学生と実施することにした。

 SMAPには、同大の千代崎、白子の各キャンパスの書店と、未来屋書店(イオンモール鈴鹿内)が協力。店頭に飾ったツリーにつるされたクリスマスカードを取ってメッセージを書き、年齢別に指定された絵本の中から選んで代金を支払い、カードとともに託す。何人かで1冊を贈ることも可能という。

 各店頭では15日まで受け付け、学生らが市内の2つの施設に振り分けて22日に届ける予定。今回は60冊のプレゼントを目標にしている。

 同コース3年の山本有希さん(21)は「準備を進めるうちに友人も協力してくれるようになった」、浦野泰輔さん(22)は「活動が次の世代にも広がるとうれしい」とそれぞれ話した。安井教授も「幅広く協力を呼び掛け、SMAPを定着させたい」と期待している。

(2016年12月1日 中日新聞朝刊東濃総合版より)
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