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2009.09.13
愛知大学野球 中部大、愛院大が先勝
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第2週第1日の12日、愛知県日進市の愛院大グラウンドで1回戦2試合があり、中部大が3−0で愛大に勝ち、愛院大は9−0で名商大を破った。
中部大は2回と4回に寺村が適時打を放ち、小笠原が愛大打線に7安打を許しながら完封した。愛院大は序盤から集中打で得点を重ね、溝口が7回を無失点。7回終了後、降雨によるグラウンドコンディション不良のためコールドゲームとなった。
■大黒柱・小笠原 会心の完封劇
どんな条件でも、チームを勝利に導いてこそエース。中部大の小笠原は、悪天候や慣れない球場に苦しみながらも最高の仕事を果たした。チームの開幕戦で完封勝利。「なんとか自分の持ち味を出せた」。会心の笑みを浮かべた。
ほかの球場に比べて高いマウンドに序盤は戸惑った。初回に2死1、2塁のピンチを迎えたが、「東京ドームと同じ。突っ込まないよう、ゆったりと投げよう」。昨春の全日本大学選手権での経験を思い出し、奥村を中飛に仕留めた。
投げ合った愛大の祖父江は右の本格派。「エースの風格がある。個人的なあこがれ」と意識する存在。球速はかなわないが「能力が低くても、試合には勝てる」。時折強い雨が降る中で、変化球の制球に苦しんだ祖父江とは対照的に、直球とカットボールで最後まで丁寧にコーナーをついた。
抜群の安定感に、善久監督は「経験ということでしょう」と信頼を寄せる。春は最終週で優勝を逃した中部大の大黒柱が、雪辱へ好スタートを切った。 (海老名徳馬)
◇愛院大(中部大1勝)
愛大 000000000―0
中部大 01020000x―3
◇同(愛院大1勝)
名商大 0000000―0
愛院大 0034002―9
(降雨コールドゲーム)
(2009年9月13日 中日新聞朝刊22面より)
中部大は2回と4回に寺村が適時打を放ち、小笠原が愛大打線に7安打を許しながら完封した。愛院大は序盤から集中打で得点を重ね、溝口が7回を無失点。7回終了後、降雨によるグラウンドコンディション不良のためコールドゲームとなった。
■大黒柱・小笠原 会心の完封劇
どんな条件でも、チームを勝利に導いてこそエース。中部大の小笠原は、悪天候や慣れない球場に苦しみながらも最高の仕事を果たした。チームの開幕戦で完封勝利。「なんとか自分の持ち味を出せた」。会心の笑みを浮かべた。
ほかの球場に比べて高いマウンドに序盤は戸惑った。初回に2死1、2塁のピンチを迎えたが、「東京ドームと同じ。突っ込まないよう、ゆったりと投げよう」。昨春の全日本大学選手権での経験を思い出し、奥村を中飛に仕留めた。
投げ合った愛大の祖父江は右の本格派。「エースの風格がある。個人的なあこがれ」と意識する存在。球速はかなわないが「能力が低くても、試合には勝てる」。時折強い雨が降る中で、変化球の制球に苦しんだ祖父江とは対照的に、直球とカットボールで最後まで丁寧にコーナーをついた。
抜群の安定感に、善久監督は「経験ということでしょう」と信頼を寄せる。春は最終週で優勝を逃した中部大の大黒柱が、雪辱へ好スタートを切った。 (海老名徳馬)
◇愛院大(中部大1勝)
愛大 000000000―0
中部大 01020000x―3
◇同(愛院大1勝)
名商大 0000000―0
愛院大 0034002―9
(降雨コールドゲーム)
(2009年9月13日 中日新聞朝刊22面より)