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2008.05.01
室伏 まずは来月照準 ハンマー投げ 今季初戦
腰の負傷「徐々に練習、問題なし」
陸上男子ハンマー投げのアテネ五輪金メダリストの室伏広治(ミズノ)が30日、愛知県豊田市の中京大で会見し、今季初戦を6月前半に日本か欧州で迎えることを表明した。
室伏は3月末に中京大でのウエートトレーニング中に腰椎(ようつい)をねんざし、今季から練習拠点にしている米国への渡航を延期。当初、初戦に予定した5月10日の国際グランプリ大阪大会も欠場し、治療と回復に努めてきた。「医師から3週間、激しい運動を控えるように言われて回復を待った。順調で負荷の軽い内容から徐々に練習を始めている。五輪の年でもあり、慎重に進めており、特に問題はない」と明るい表情で話した。
腰痛の原因に関し、「バランスのいいフォームに改造しようとした影響があるかもしれないが、いい方向に向かっている」と振り返った。例年より初戦が遅れるが「5月は早いほう。陸上のシーズンは6月からだから」と気にしない。本格始動へ我慢を強いられる時期となったが、「しっかり考えて態勢を立て直し、いい過ごし方ができた。五輪にいかに合わせられるかが大事」と見据えた。
(2008年5月1日 中日新聞朝刊28面より)
陸上男子ハンマー投げのアテネ五輪金メダリストの室伏広治(ミズノ)が30日、愛知県豊田市の中京大で会見し、今季初戦を6月前半に日本か欧州で迎えることを表明した。
室伏は3月末に中京大でのウエートトレーニング中に腰椎(ようつい)をねんざし、今季から練習拠点にしている米国への渡航を延期。当初、初戦に予定した5月10日の国際グランプリ大阪大会も欠場し、治療と回復に努めてきた。「医師から3週間、激しい運動を控えるように言われて回復を待った。順調で負荷の軽い内容から徐々に練習を始めている。五輪の年でもあり、慎重に進めており、特に問題はない」と明るい表情で話した。
腰痛の原因に関し、「バランスのいいフォームに改造しようとした影響があるかもしれないが、いい方向に向かっている」と振り返った。例年より初戦が遅れるが「5月は早いほう。陸上のシーズンは6月からだから」と気にしない。本格始動へ我慢を強いられる時期となったが、「しっかり考えて態勢を立て直し、いい過ごし方ができた。五輪にいかに合わせられるかが大事」と見据えた。
(2008年5月1日 中日新聞朝刊28面より)