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2016.11.02
サオリン 最強副学長 母校・至学館大で就任
2004年アテネ大会から五輪3連覇を果たし、リオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得したレスリング女子の吉田沙保里選手(34)が1日、母校である至学館大(愛知県大府市)の副学長に就任した。20年東京五輪挑戦も視野に入れながら「レスリングの選手だけでなく、学生にいろんなことを伝えていく」と二足のわらじに意欲をみせた。
津市出身の吉田選手は01年、至学館大の前身である中京女子大に入学。4年の時にアテネ五輪で優勝し、卒業後も大学を練習拠点にしてきた。リオ五輪後、谷岡郁子学長から「本学が目指す人間力を体現し、学生のロールモデルになってほしい」と依頼され、3人目の副学長として学生への助言や渉外、広報などを担うことになった。
「一番」にちなみ、11月1日の11時1分に辞令を受け取った吉田選手は「最初から最後まで常に全力で取り組み、あきらめないことの大事さを伝えたい」。大学のレスリング部や日本代表のコーチをしながら自身の練習を続けていく予定で、会見に同席した栄和人監督は「教え子が私を超えて副学長になるのは複雑。これから何と呼んでいいのか」と冗談めかしながら祝福した。
(2016年11月2日 中日新聞朝刊26面より)
津市出身の吉田選手は01年、至学館大の前身である中京女子大に入学。4年の時にアテネ五輪で優勝し、卒業後も大学を練習拠点にしてきた。リオ五輪後、谷岡郁子学長から「本学が目指す人間力を体現し、学生のロールモデルになってほしい」と依頼され、3人目の副学長として学生への助言や渉外、広報などを担うことになった。
「一番」にちなみ、11月1日の11時1分に辞令を受け取った吉田選手は「最初から最後まで常に全力で取り組み、あきらめないことの大事さを伝えたい」。大学のレスリング部や日本代表のコーチをしながら自身の練習を続けていく予定で、会見に同席した栄和人監督は「教え子が私を超えて副学長になるのは複雑。これから何と呼んでいいのか」と冗談めかしながら祝福した。
(2016年11月2日 中日新聞朝刊26面より)