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中日新聞掲載の大学記事

2009.08.02

兄弟3人以上や実家が過疎地 日福大が学生支援 新奨学金制度来年から導入

 日本福祉大(美浜町奥田)は、きょうだいが3人以上いたり実家が過疎地にあったりする学生を対象に、保護者の年収を問わない新たな奨学金制度を発表した。対象は来年の新入生から。

 在学中に国家資格取得に意欲を持つ学生が対象の「特別奨学生A」は学費の半額を4年間免除し、卒業後の職業意識が明確な学生を対象とする「同B」は初年度分の学費を半額免除する。

 同大によると、学生の意欲や目的意識を評価して、きょうだいの人数や居住地を条件にした奨学金制度は珍しいという。担当者は「年収が1000万円超の家庭でも、仮に子ども3人が大学に行けば楽ではない。過疎地の人を対象にするのは、中山間地域の支援に取り組む活動の一環」と話している。

 問い合わせは、日本福祉大アドミッションオフィス=電0569(87)2257=へ。 (字井章人)

(2009年8月2日 中日新聞朝刊県内版より)
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