リオデジャネイロ五輪に出場する体操女子代表主将の寺本明日香（２０）＝中京大＝の壮行会が１０日、小学１年から練習してきたレジックスポーツ（名古屋市西区）であった。２度目の五輪出場で「団体はメダルがほしい。個人総合では、４年前の予選９位を超えたい」と、ロンドン五輪超えを誓った。

　普段は練習に励む体育館内が、花や、写真、メッセージで華やかに飾られた。「かわいらしくてアットホームな感じでうれしかった。一からレジックで育った」と、しみじみと話した。

　ロンドン五輪後は、けがで一部演技ができない状態だった。「体操をやめたい、やめたいと思っていた」と苦しんだ分、仲間がメッセージに込めた「素質、運、本番の強さ」を武器に、リオでの飛躍を目指す。　（福沢和義）

（2016年7月11日　中日新聞スポーツ9面より）